みなさんは普段どんなブラウザを使っていますか?今やネット検索は日常生活にはなくてはならないものですよね。どのブラウザを使っても同じと思っているかもしれませんが、実はそれぞれに特徴や機能に違いがあります。この記事では、Webブラウザの特徴や選び方などをご紹介していきます。
ブラウザとは?
そもそもブラウザとは何か、説明できる方は少ないのではないでしょうか。ブラウザという言葉自体が閲覧するという意味の英語「browse」の名詞形の「browser」が語源となっています。「Webブラウザ」や「インターネットブラウザ」と呼ばれたりもします。
ブラウザはインターネットを閲覧するための専門のアプリケーションで、いくらパソコンはインターネットに接続されていたとしてもWebページを閲覧することは出来ません。
ブラウザは端末に標準インストールされている
Webページの閲覧になくてはならないブラウザは度の端末にも最初から標準搭載されています。Windowsのパソコンであれば、「インターネットエクスプローラー」や「Microsoft edge」などがそれにあたります。MacやiPhoneなどのApple社製品であれば「Safari」、Androidスマホであれば「Google chrome」が標準搭載のスマホです。これらを使うことももちろん良いですが新たに自分で好きなブラウザに変更することも可能です。
ブラウザはほとんどのものが無料で提供されていますので、自分の端末に対応しているものであれば手軽に使用できます。今まで端末の標準搭載を使っていたという方はぜひ一度他のブラウザも試してみてはいかがでしょうか。
ブラウザと検索エンジンは違う
ブラウザに関連する言葉として「検索エンジン」という名前を聞いたことがないでしょうか。ブラウザは検索をするときの玄関のような物ですが、検索エンジンとの関係を述べると、ブラウザの中に検索エンジンがあるようなイメージです。ブラウザを開いたときに最初の出現するページやブラウザの上の部分にある検索窓の部分が検索エンジンです。
Google chromeではGoogleの検索エンジンが標準搭載されていたり、検索エンジンもブラウザごとに標準搭載のものが違います。ブラウザをそのままに検索エンジンを変更することももちろん可能です。自分が使いたい検索エンジンを検索してから利用したり、常に使いたい場合は標準のブラウザを変更します。
ブラウザが同じでも検索エンジンが違えば検索結果が異なりますので、検索をする上では、検索エンジンも大切な要因といえます。また、検索のトップページはGoogleのようにシンプルなものから、Yahoo!Japanのようにトップページにニュースや情報が敷き詰められているポータルサイトのような物もあります。トップページの好みで選ぶのも良いでしょう。
ブラウザにはどんな機能がある?
ブラウザは基本的にWebページの検索、閲覧をするものですが、さまざまな機能があります。例えば、お気に入りのページをブックマークしたり、お気に入りの内容をインポートエクスポートをしたり、Webページを印刷する機能などがあります。このほかに便利なのが、「拡張機能」です。すべてのブラウザにあるわけではありませんが、拡張機能を使えば、広告ブロックやタイマー、仕事をしているときにSNSを見るのを防止する機能などありとあらゆる便利機能が公開されています。
拡張機能といえばGoogle chromeやFirefoxが代表的ですが、最近ではMicrosoft Edgeでも利用が可能です。
シェアの高いブラウザはどれ?
人気があるブラウザを知りたいという方のために、世界と日本のブラウザシェアについてもご紹介します。世界・日本ともにトップシェアはGoogle chromeで60~70パーセントを占めていますね。
世界のブラウザシェア(2020年11月版)
順位 プロダクト 今月のシェア 先月のシェア 推移 1 Chrome 67.71% 70.33% ↓ 2 Safari 9.83% 8.87% ↑ 3 Firefox 7.95% 7.69% ↑ 4 Edge 6.82% 5.83% ↑ 5 IE 2.55% 2.15% ↑ 6 Opera 2.46% 2.43% ↑ 7 Edge Legacy 0.69% 0.77% ↓ 8 360 Safe Browser 0.67% 0.59% ↑ 9 Yandex Browser 0.39% 0.40% ↓ 10 Mozilla 0.20% 0.16% ↑ TECH+より
日本のブラウザシェア(2020年11月版)
順位 プロダクト 今月のシェア 先月のシェア 推移 1 Chrome 60.07% 60.68% ↓ 2 Edge 13.63% 11.61% ↑ 3 Safari 8.06% 9.34% ↓ 4 IE 8.04% 7.88% ↑ 5 Firefox 6.83% 7.04% ↓ 6 Edge Legacy 1.04% 1.14% ↓ 7 Opera 0.76% 0.67% ↑ 8 360 Safe Browser 0.72% 0.76% ↓ 9 QQ Browser 0.18% 0.18% = 10 Sogou Explorer 0.13% 0.13% = TECH+より
ブラウザの選びかた
ブラウザについて紹介したところで、ブラウザの選びかたについてご紹介しましょう。
動作が軽快か
動作の軽快さはブラウザを使う上で大きなポイントです。chromeが軽いといわれますが、実際に使ってみないとわからないというところや、パソコンとの相性によるところも多いでしょう。試してみるのが一番といえます。
用途に合っているか
自分の用途に合っているか、自分の欲しい機能があるかも重要なポイントです。例えば前述の項目でご紹介したような拡張機能がほしいのであれば、Google chromeかMicrosoft Edge、Firefoxを使用するとよいでしょう。
迷うならメジャーなものや標準のもので
とは言え、どのブラウザがいいかわからないというときはメジャーなものや標準で搭載しているブラウザを使用するのがおすすめです。特に標準搭載のブラウザは端末と相性がよい可能性が高いです。標準搭載以外のブラウザを使用したい場合は日本でシェアが5番目くらいのchrome、Edge、Safari、FireFox、IEあたりの中から選ぶことをおすすめします。
ブラウザを選ぶ上での注意点
ブラウザを使う上での注意点をご紹介しておきます。
端末に対応しているか
まず、端末に対応していないブラウザは使用することができません。ダウンロード自体もできないかもしれません。メジャーな物でもパソコンのOSなどで対応していない場合もありますので、確認したから使用するのをおすすめします。例えば、safariは非常にシェアが多いブラウザですが、現時点でiOSのみで開発しているため、最新版を使用することは出来ません。(2012年まではWindows版も開発していたようで、過去のバージョンはありますが機能的にもセキュリティ的にも問題があるようです)
全てのブラウザがすべての端末に対応しているわけではないということを覚えておきましょう。
セキュリティに不安はないか
ブラウザを使用するときに気になる点としてセキュリティ面が挙げられます。インターネットとつなぐので気になるポイントですよね。以前IEの脆弱性が問題になったこともありました。大手のブラウザの中でセキュリティ面での支持を最も得ているのはFireFoxのようです。近年でもセキュリティ関連のアップデートなどを頻繁に行っているようです。
[sanko href=”https://gigazine.net/news/20151026-most-trust-browser-2015/” title=”セキュリティで信用度が高いと思われているブラウザ1位は?” site=”Gigazine”]
セキュリティに意識してブラウザを使用するにあたってのポイントとして、セキュリティ面で問題が見つかった時に素早く対応できるように情報を集めるというのも重要です。
日本でシェアトップ5のブラウザをご紹介
日本でシェアがトップ5のブラウザの特徴などをご紹介していきます。
[list class=”li-check li-mainbdr”]
- Chrome
- Safari
- Firefox
- Edge
- IE
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Google chrome
Google chromeは2020年11月現在日本でも世界でもトップシェアを誇るブラウザです。標準搭載されているのはAndroid端末の一部のみですが、シェアの高いブラウザです。Googleサービスとの連携がとりやすい点や豊富な拡張機能を利用できる点が魅力です。
[sanko href=”https://www.google.com/intl/ja_jp/chrome/” title=”Google chromeはこちら” site=”Google chrome”]
※こちらのダウンロードサイトはWindows版です。
Safari
SafariはApple社が開発したブラウザでiPhoneなどの標準ブラウザとしてユーザーにはおなじみではないでしょうか。現在はWindows版など他社製品に使用できるバージョンは開発されておらず、Apple社の製品でしか使うことができません。Appleユーザーにおすすめのシンプルで使いやすいブラウザです。
[sanko href=”https://www.apple.com/jp/safari/” title=”Safariはこちら” site=”Safari”]
FireFox
FireFoxはMozilla Foundation社が開発したブラウザです。狐のマークがシンボルのユニークなマークのブラウザです。chromeと同じく拡張機能が利用できる操作性も高いおすすめのブラウザです。
[sanko href=”https://www.mozilla.org/ja/firefox/new/” title=”FireFoxはこちら” site=”FireFox”]
Edge
EdgeはMicrosoftが開発したブラウザです。のちにご紹介するIEの後継的な立ち位置のブラウザで、拡張機能も使用できるなど高機能になったのが特徴です。また、Microsoft社のサービスとの相性がいい点もポイントです。
[sanko href=”https://www.microsoft.com/ja-jp/edge” title=”Edgeはこちら” site=”Edge”]
IE
IEInternetExplorerの略でEdgeと同じくMicrosoft社のブラウザです。古くからシェアの高いブラウザですので、一度は使用したことがあるという方が多いのではないでしょうか。現在でも国内では8パーセント程度のシェアを誇りますが、Microsoft社の自体がEdgeへの移行を進めており、サポートなども打ち切られる予定だということです。ですので、Microsoft社のブラウザを使用したい人はEdgeの方をおすすめします。
まとめ
この記事ではおすすめのWebブラウザについてご紹介しました。普段ブラウザについて考えてことがないという方や標準のブラウザしか使ったことがないという方はぜひ、他のブラウザも一度使ってみてはいかがでしょうか。新たな発見や動作性がよいということもありますよ。
この記事があなたのライフのお役に立てれば幸いです。