普段、WordやExcelなどのofficeソフトを利用している方は多いでしょう。ほとんどの方がMicrosoft officeを利用されているのではないでしょうか。でも実はMicrosoft社以外にもofficeソフトがさまざま販売や配布されていることもご存じでしょうか。
この記事では、Microsoft社以外のオフィスソフトはどんなものがあるのか、それぞれの特徴や選び方のポイントなどをご紹介していきます。ぜひ、officeソフトについて詳しく知りたい方やMicrosoft社のofficeソフト以外のソフトを検討している方は参考にしてみてください。
そもそもofficeソフトとは?どんな機能がある?
officeソフトってそもそもなんだっけ?という方のためにどんな機能があるかをまずご紹介していきます。officeソフトの代表格「Microsoft office」の主なソフトは以下の通りです。他の会社のソフトも同じ機能を有したものがありますが、呼び名は違います。例えば、WordはGoogleドキュメントでは「ドキュメント」、Excelは「スプレッドシート」などという呼び名となっています。
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- Word
- Excel
- PowerPoint
- Outlook
- OneNote
- Access
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ちなみに、市販されているMicrosoft officeの製品にこれらすべてが含まれているわけではありません。特にAccessより広範のソフトはかなり上位モデルにしかついていないものです。
主なofficeソフトの役割についてご紹介します。
Word(ワープロソフト)
Wordは文章を作成するソフトでワープロソフトのことです。簡単な文書作成も可能ですし、高性能な校正機能もついていますので、文書作成になくてはならないソフトといえます。また、簡単な表やグラフなどを挿入したり、画像を添付することが可能ですので、文字だけのファイルとしてではなく、チラシや名詞なども作成できます。
Excel(表計算ソフト)
Excelは表計算ソフトとも言います。表を作成したり、計算をすることはもちろん、関数を使って高度な計算を簡単にすることもできます。また、グラフや図、イラストなどの挿入も可能です。Excelがあれば、かなり高度なビジネス上の集計なども可能となります。
PowerPoint(プレゼンテーションソフト)
PowerPointはプレゼンテーションの資料を作成するためのソフトです。分かりやすいスライド資料を作るためにアニメーションなども豊富に用意されています。ビジネスの場で特に役に立つソフトです。Googleドキュメントでは「スライド」と言います。
Outlook(メールソフト)
Outlookはメールソフトです。Microsoft officeでは付属していますが、他のオフィスソフトでは付属していることは少ないです。
OneNote(ノートソフト)
OneNoteは情報整理に持ってこいのノートアプリです。ありとあらゆることをメモできます。また、手書きでメモすることも可能なので、紙にペンで書くような感覚で使用もできます。Microsoft office以外ではEverNoteのようなフリーで単体の似たようなソフトもあります。
Access(データベースソフト)
Accessはデータベースのソフトです。データベースソフトとは、さらに膨大なデータを管理できるソフトのことです。プログラミングで利用することが多いデータベースソフトですが、Accessを使えばより簡単にデータの管理が可能となります。
officeソフトを選ぶためのポイント
officeソフトを選ぶためのポイントについて確認していきましょう。
Microsoft officeとの互換性
officeソフトで特にMicrosoft office以外の物を使用する際に確認しておきたいことがMicrosoft社のオフィスソフトとの互換性です。自分一人で使用するファイルの場合は気にする必要がないポイントですが、他の人と共有する場合は最も気になる点です。ほとんどのソフトが互換性がありますが、必ず確認しておきましょう。また、Wordの保存形式の「.docx」やExcelの保存形式の「.xlsx」のファイルが読み込みできるかも重要なポイントです。
自分が欲しい機能があるか
officeソフトはそれぞれで機能が異なります。Microsoft社のオフィスは先ほどご紹介したWordやExcelを始めあらゆるソフトがそろっていますが、そのほかの会社のofficeソフトはWord、Excel、PowerPointのソフトのみリリースされているということもあります。その場合は1つのソフトだけでなく複数を使い分けるなどして、自分の欲しい機能のソフトを探してみましょう。
Microsoft officeと互換性があっても全く同じ機能とは限らない
Microsoft社以外のofficeソフトを使用する際に注意したい点として、Microsoft officeと互換性があっても、すべての機能が全く同じだったり、見え方が同じではないという点です。簡単な機能や文字などは同じように見ることができても、Microsoft officeにしかない機能や文字のフォントなどが存在します。
そのため、多少ファイルの相違があっても大丈夫な場合はよいですが、仕事で取引先と共有するファイルのようなものはできればMicrosoftのofficeソフトを使用するのが無難といえます。
無料でも使用できるのofficeソフト
無料で使用できる2つのofficeソフトをご紹介します。お試しで使ってみるのもおすすめです。
Googleドキュメント
Googleのドキュメントのソフトは「ドキュメント」、「スプレッドシート」、「スライド」、「フォーム」の4種類があります。Googleフォームはアンケートや集計の機能を使用することができます。Googleドキュメントはこれら4種類が基本的には無料で使用できます。グーグルアカウントが必要となりますが、アカウントさえあれば他人と共有することも簡単な点も魅力です。「Word」、「Excel」、「PowerPoint」へ簡単にファイルを変換ができるのもポイントです。
[sanko href=”https://www.google.co.jp/intl/ja/docs/about/” title=”Googleドキュメントはこちら” site=”Googleドキュメント”]
Microsoft office online
基本的には有料ソフトであるMicrosoft officeですが、実は無料版も存在することをご存知でしょうか。その名もOffice Onlineです。
Office OnlineはWord、Excel、PowerPointの3つがオンライン上で無料で使うことができます。使用するには無料のMicrosoftアカウントが必要となりますが、簡単に作ることができます。ただし、こちらはやはり有料ソフトを無料で使用できるようにしているというだけあって、編集機能が限定的だったり、動作がデスクトップ版と異なります。ビジネスで使用するにはやや操作が不自由になりますが、個人で使用するには全く問題のないレベルです。
[sanko href=”https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/free-office-online-for-the-web” title=”Office Onlineはこちら” site=”Office Online]
有料のofficeソフト
有料のofficeソフトについてもご紹介します。Microsoft社オフィスよりも価格が安いことが魅力ですので、ぜひ一度確認してみてはいかがでしょうか。
ソースネクストThinkfree office
「Thinkfree Office NEO 2019」はMicrosoft Office 2019との高い互換性を持つオフィスソフトです。価格は税抜きで3,980円から5,980円程度でMicrosoft社のofficeソフトと比べるとかなり格安となっています。Microsoft社のofficeソフトの独自機能には対応していませんが、広くオフィスソフトとして快適に使用することが可能です。
[sanko href=”https://www.sourcenext.com/product/pc/ofc/pc_ofc_002338/” title=”ソースネクストThinkfree officeはこちら” site=”ソースネクストThinkfree office”]
KINGSOFT WPS Office
KINGSOFT WPS OfficeもMicrosoft社のofficeソフトと互換性が高く、価格の安いオフィスソフトです。「KINGSOFT WPS Office」がWordと互換性があり、「WPS Spreadsheets」がExcelと互換性を持っていて、「WPS Presentation」がPowerPointとの互換性を持ちます。このほかにWPS PDFというPDFを閲覧できるソフトもあります。
KINGSOFT WPS Officeは30日間の体験版のダウンロードも可能ですので、一度試してみるもの良いでしょう。
[sanko href=”https://www.kingsoft.jp/office/” title=”KINGSOFT WPS Officeはこちら” site=”KINGSOFT WPS Office”]
Microsoft Accessの代わりになるデータベースソフト
ここまでさまざまなofficeソフトをご紹介しましたが、ワープロソフト、表計算ソフト、プレゼンテーションソフトはそれぞれ代替え品がありますが、データベースソフトはなかったことにお気づきでしょうか。無料で使用できるソフトをご紹介します。
Libre Office
今回ご紹介するのはLibre Officeです。The Document Foundationという非営利組織が開発しているソフトでインターネット上から無料でダウンロードが可能です。アクセスでおなじみの機能をそのまま使うことができ、さらにWindowsのパソコンだけでなく、Mac、Linuxなどでも使用できる点も魅力です。
データベースソフトを使用したいという方はこちらを試してみてはいかがでしょうか。
[sanko href=”https://ja.libreoffice.org/download/download/” title=”Libre Officeはこちら” site=”Libre Office”]
まとめ
この記事ではMicrosoft officeの代わりになるソフトをご紹介しました。仕事でメインで使用するのはやはり有料版のMicrosoft社のofficeソフトがおすすめです。理由としては機能の多さやシェアが高いため他の人とスムーズに共有ができるなどがあります。しかし、Microsoft社のofficeソフト以外のofficeソフトも便利ですので、プライベートやちょっとした仕事などで使用してみてはいかがでしょうか。
この記事があなたのITライフのお役に立てれば幸いです。