この記事では、
- ITリテラシーって何?
- ITリテラシーを高めるとどんなメリットがあるの?
- 具体的にどんなリテラシーを高めればいいの?
- どうやってITリテラシーを高めるの?
このような疑問・要望をお持ちの方に向けに、ITリテラシーとは何かから、重要な理由、具体的なポイント、リテラシーの測り方、高め方まで詳しく解説していきます。
記事を読むことで、2020年に身に着けたい重要なITリテラシーについて理解を深め、実際に高めていくことができます。
ITリテラシーとは何か
ITリテラシーとは一言で言えば、各種IT関連サービスや機器、テクノロジーについて理解し、使いこなす能力のことです。
たとえば、
- ネット・SNSでの情報発信と収集能力
- プログラミングやセキュリティーなどを含めたコンピュータースキル
- 最先端テクノロジーへの理解
- 最新サービス・アプリなどITトレンドの知識と活用
などが具体的なITリテラシーと言えます。
最近ではSNSの普及により、Twitter、instgram、Youtubeなどを駆使して自社(自分自身を)ブランディングしたり情報を収集・発信するスキルの重要度が非常に高まって来ていることを実感している方もい多いでしょう。
SNSの活用なしには企業も個人も生き残るのが困難になってきています。
だからこそITリテラシーは重要なのです。
そして、ITリテラシーは大きく分けて3つの構成要素があります。
- 情報リテラシー
- コンピューターリテラシー
- インターネットリテラシー
それぞれ解説していきます。
情報リテラシー
情報リテラシーはその名の通り、インターネット上から正しく有益な情報を素早く見つけ出す能力です。
今や、WebサイトやSNSには捉えきれないほどの無数の情報があふれる超情報過多の時代。
中にはフェイクニュースと呼ばれる嘘の情報もたくさん紛れています。
そのような嘘の情報に騙されることなく、自分や自社にって必要で有益な情報を素早く見つけ出すスキルが情報リテラシーです。
たとえばググって調べる際も、どのようなキーワードを組み合わせることで、適切な情報にたどり着くのか、信用できるサイトなのかを見極めるの能力も情報リテラシーと言えます。
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コンピューターリテラシー
コンピューターリテラシーは、そのままパソコンやスマホなどのコンピューターなどの各種IT機器を使いこなすスキルです。
具体的に、コンピューターリテラシーとは
- コンピューターを使ってのプログラミング
- サイトの構築・運用
- パソコン・スマホの基本操作
などのスキルと言えます。
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インタネットリテラシー
インタネットリテラシーは、インターネットを活用する上で理解しておきたい、モラルやルール、SNSなどを適切に活用できる能力です。
たとえば、以下のようなものがITリテラシーにおけるインターネットリテラシーになります。
- SNSで適切に発信して注目を集めるスキル。
- 炎上しないために知っておきたい情報発信のルール
- プライバシー保護やインターネットセキュリティーに関する知識
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そしてインタネットリテラシーは3つのITリテラシーの中でも、最も大切です。
なぜなら、今やSNSのでの情報発信は欠かせないスキルですし、それに伴い増加している炎上を防ぐ(あるいはすぐに収束させる)ことや、顧客の個人情報が漏洩しないようにすることは何よりも優先して求められるスキルだからです。
ITリテラシーを高めるメリット
ITリテラシーを高めるメリットは以下の3つ
- 今後様々な業界で重宝される人材になれる
- フェイクニュースに騙されず、適切な情報を収集・発信できるようになる
- 個人でも生きていけるようになれる
- 場所や時間の制約から開放される
それぞれ解説します。
今後様々な業界で重宝される人材になれる
ITリテラシーが高い人材を欲しているのは、IT業界だけではありません。
金融、サービス、保険、テレビ、小売、建設、運輸などほぼ全ての業界でITリテラシーの高い人材が求められています。
なぜなら、IT化の波は全て業界に波及しているからです。
しかし、日本のIT人材は不足しています。
経済産業省のIT人材の最新動向と将来推計に関する調査によれば、日本のIT人材不足は2020年に約37万人、2030年には約79万人と予測されているのです。
これだけの人材が不足する中で、あなたがITリテラシーを高めていけば市場価値が高まり、今後あらゆる業界から重宝される人材になれるのは間違いありません。
個人でも生きていけるようになる
ITリテラシーを高めれば、会社に頼らず個人で稼いでいくことも可能になります。
今は副業の時代ですが、その代表格でもある
- Webライター
- ブログ
- せどり
- 転売
- YouTube
などはWebマーケティングや動画編集のスキルが必要なため、まさしくITリテラシーの高さが求められます。
また実店舗の経営だとしても、やはりSNSなどでの情報発信し、集客につなげることは今の時代非常に大切です。
ここでもITリテラシーの高さは重要と言えるでしょう。
なのでITリテラシーを高めることで、インターネットを活用したあらゆる副業はもちろん、SNS・ブログで実店舗への集客にもつなげるなど個人で稼いでいくスキルを身につけることができます。
フェイクニュースに騙されず、適切な情報を収集・発信できるようになる
ITリテラシーを高めることで、フェイクニュースに騙され自分が損をしたり、間違った情報を拡散して信用を失ってしまうという最悪の自体を防げます。
インターネット上にはびこる、フェイクニュースに騙されず、正しい情報を収集・発信していくことは個人にとっても企業にとっても信用を築く上で重要なのです。
場所や時間の制約から開放される
最近では全社員がフルリモートで働くIT企業も増えて来ていました。今後5Gなどの普及により、リモート可の会社はIT企業に限らず、確実に増加します。
Iそのようなフルリモートで働けるIT企業などに就職するには、非常に高いITリテラシーが求められるのが普通です。
もちろんITリテラシーを高め、
- Webライター
- ブロガー
- Youtuber
- プログラマー
として独立することで、会社員よりも場所と時間の制約から開放された生活を送ることも可能です。
このようにITリテラシーを高めることは、会社員でありながらもフルリモートで働いたり、フリーランスとして時間や場所に縛られない生活を目指すことを可能にしてくれるのです。
ITリテラシーが低いとどうなるのか
ITリテラシーが低いとどのようなリスクがあるのかを解説していきます。
以下の3つのリスクが考えられますが、主にメリットの裏返しです。
- 情報格差(デジタル・デバイド)
- SNSでの炎上・フェイクニュース拡散
- 個人情報の流出・不正利用
情報格差(デジタル・デバイド)
情報格差(デジタル・デバイド)とは、ITリテラシーが高い人と低い人の間で、生まれる情報の量・質に関する格差のことで、ITリテラシーが低いとこの格差に陥ってしまう可能性が高いのです。
ITリテラシーが高い人は、様々なIT機器やサービスを駆使して、インターネット上から適切に情報を収集し、活用して生活を豊かにすることができます。
一方でITリテラシーが低いと、IT機器やサービスを活用できないため、有益な情報を収集できず、情報の質や量で格差に苦しむことになります。
今の時代はインターネットからいくらでも有益で最先端の情報を得られるため、ITリテラシーの低さによる情報格差は人生を大きく左右する可能性が高いのです。
SNSでの炎上・フェイクニュース拡散
SNSでの炎上多くは、ITリテラシーの低さによって引き起こされます。
たとえば、「バイトテロ」で有名になったバイト中にふざけた動画をSNSに投稿して炎上したのもITリテラシーの低さが一因といえるでしょう。
バイトテロ程では無いにせよ、 SNSでの情報発信が必須となるこれからの時代ではSNS利用者全員に炎上のリスクが存在していると言えます。
また発信者でなくとも、SNSでフェイクニュースを拡散してしまい、他人を深く傷つけてしまうなどのリスクも十分に考えられますます。
個人情報の流出・不正利用
ITリテラシーの低さによるリスクでは、個人情報の流出は重大な問題と言えます。
昨今、Facebookの個人情報流出やセブンPayの不正利用など個人情報流出のリスクが急速に高まっています。
そのためセキュリティーやプライバシー保護に関する適切な知識・スキルを持っていないと、自身の個人情報はもちろん、会社・顧客の個人情報流出に繋がり信用を失い兼ねません。
2020年に身につけるべき具体的なITリテラシー
2020年の今年、身につけておきたいITリテラシーを
- 理解を深めたいキーワード
- 身につけておきたいスキル
の2つに分け、それぞれ紹介します。
理解を深めたいキーワード
2020年の今年に理解を深めたいキーワードは以下の9つ。
- AI(人口知能)
- IoT
- ビッグデータ・クラウド(AWSやAzure)
- 5G
- ビッグデータ
- AR・VR・XR
- ブロックチェーン
- シェアリングエコノミー
- 限界費用ゼロ
上記のキーワードは、これからの時代超重要になる最新テクノロジーや概念です。もちろんITリテラシーを高めるためには必須。
間違いなくこれからの時代は、上記のキーワードを中心に活用したサービスが社会を変えていきます。
なので9個は多いと感じるかもしれませんが、
- それぞれのキーワードがどのようなテクノロジーなのか
- なぜ注目を集めているのか
- 社会をどう変化させるのか
- 事業や日々の生活にどう活かしていくべきなのか
をしっかりと理解して考えておくことが重要です。
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身につけたいスキル
ITリテラシーを高めるために身に着けたい具体的なスキルはいくつもありますが、今回は最も取り組みやすく、トレンドと言える3つのスキルを紹介します。
- Webサイト(ブログ)・SNSの運用術
- 動画編集スキルとYoutube運用術
- プログラミングスキル
知っていた方が多いかもしれませんが、上記の3つは2020年中に身に着けておくと確実にITリテラシーを高めるのに役立つと断言できます。
まずブログとSNSでの情報発信はもちろん必須ですし、5GでYouTubeを含めた動画需要は間違いなく伸びる。
そして先程の理解を深めたいキーワードもすべて、プログラミングなしでは成り立ちません。
さらにプログラミングは基本的なITリテラシーを高めるとともに、自らネット上にサービスを生み出せる力となり、確実にあなたの強みになります。
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まずは自分のITリテラシーを把握しよう
ITリテラシーを高める前に、あなたのITリテラシーの高さをテストして、把握してみましょう。
- P検5級を無料受験
- ITパスポートの過去問
上記の2つは無料でできるITリテラシーのテスト方法です。 どちらか1つで構わないのでテストし、ITリテラシーを把握しましょう。
それぞれ簡単に紹介します。
P検5級
P検はICTを活用した問題解決能力を測る試験です。5級から1級まであるのですが、5級は無料で自宅のパソコンから受験できます。
無料P検5級受験 |P検-ICTプロフィシエンシー検定協会
30問の3択問題に答えることで
- コンピューター知識
- 情報通信ネットワーク
- 情報モラルとセキュリティー
の3つの分野でのITリテラシーをテストすることができます。
難易度は最低限のITリテラシーという感じなので、できれば全問正解できるようになるのが望ましいです。
ITパスポートの過去問
ITパスポートはIPA(情報処理推進機構)が実施する、 IT関連の知識・スキルを網羅的に学び習得できる国家試験です。
国家試験と言っても、問題内容は IT技術を利用する人なら取得しておきたい基礎的な知識やスキルとなっています。
試験は有料ですが、ITパスポート試験.コムというサイトで過去問を無料で受験可能。
試験対策としてはもちろんですが、ITリテラシーをテストするためにはうってつけの問題です。
問題を解いて、
- 具体的にどのような知識やスキルがITリテラシーを高めるのに必要なのか
- 自分が苦手、あるいは得意な分野を把握する
のに役立てることができます。
ITリテラシーを高める具体的な方法
ITリテラシーを高める具体的な方法を解説します。
ITリテラシーを高める方法①「Webサイトや本を読む」
ありふれていますが、IT関連のWebサイトや書籍を読むのは、最も手軽にITリテラシーを高められます。
おすすめのサイトとしては
などです。どのサイトも最新のテクノロジーやWebマーケティング、IT関連の最新情報が豊富に揃っています。
ブッくマークやスマホのホーム画面に設置しておき、毎日目を通しすことでIT関連の知識や考え方、最新トレンド、テクノロジーなどを抑て、ITリテラシーを効率的に高めることが可能です。
ITリテラシーを高める方法②「資格を取得」
先程も紹介したP検定やITパスポートを含め、IT関連の資格は知識やスキルを体系的に習得できるため初心者の方には特におすすめです。
IT関連の資格の中でも、基本的なITリテラシーを網羅的に習得できるおすすめの資格は以下の6つです。
もちろん、全てを受験する必要は全くありません。
どれか1つだけということであれば、国家資格であり最も重要で基本的な知識・スキルを体系的に学べるITパスポートがおすすめです。
ITパスポートを習得後は、更に上の基本情報技術者を受けるのもおすすめです。
ITリテラシーを高める方法③「実際にブログやSNSを運用」
本やWebサイト、資格だけでは実務的なスキルは身につきません。
そこで実際にブログを立ち上げたり、SNSを運用してみるのがおすすめです。
ブログとSNSの運用は最も始めやすく、個人でも実務的なITリテラシーを高められる最良の方法です。
なぜなら、どちらも運用していくのにWebマーケティングなどのITスキルが必要で、学び実践していくことで、結果的にITリテラシーを向上させることができるからです。
今こそITリテラシーを高めよう
2020年の今年は間違いなくあらゆる業界、あらゆる生活環境においてITが浸透して、影響を及ぼす1年になるはずです。
もはや、ITの活用は全ての人にとって必要不可欠になります。
そして適切にITを活用していくには、 ITリテラシーが重要です。
これを機にあなたのITリテラシーを把握し、Webサイトを参考にしたり、資格の習得、ブログ・SNSの運用などを通してITリテラシーの高い人材を目指しましょう。