ゲームでライバルに差をつけるにはやはり高性能なハードウェアがかかせません。
ハードウェアといえばゲーミングPC、ゲーミングマウス、ゲーミングモニターなど様々なものが思い浮かぶかと思います。
その中で今回紹介するのはゲーミングキーボードです。
ゲーミングキーボードはゲームで優位に立つことを突き詰めて設計さています。
さらに一口にゲーミングキーボードと言っても、ゲームの種類によって求められるものも変わります。
今回の記事ではゲームの種類ごとにどのようなゲーミングキーボードが適しているのか、具体的に注目スべきポイントを解説していきます。
記事の後半ではおすすめのゲーミングキーボードも紹介しているのでぜひ参考にしてください!
ゲーミングキーボードの選び方
ゲーミングキーボード選びで注目スべきポイントは以下の5つです。
- テンキーの有無
- キーの押し心地
- 言語配列
- 独自機能
- マクロキー
それぞれ解説していきます。
テンキーの有無
ゲーミグキーボードにはテンキーを搭載した製品と省略したテンキーレスの2製品があります。
基本的にテンキーレスのゲーミグキーボードの方が左右の手の位置が近くなり操作しやすくなるのでおすすめです。
しかしゲームの種類によってはテンキーが必要な場合もあります。
たとえば以下のような種類のゲームは基本的にテンキーが必要です。
- MMORPG (マッシブリー・マルチプレイヤー・オンライン・ロール・プレイング・ゲーム)
- RTS(リアル・タイム・ストラテジー)
一方で以下のような種類のゲームは基本的にテンキーレスが適しています。
- FPS(ファースト・パーソン・シューティング)
- TPS(サード・パーソン・シューティング)
- MOBA(マルチプレイヤー・オンライン・バトル・アリーナ)
自分が良くプレイするゲームの種類に応じてテンキー有りのゲーミングキーボードかテンキーレスのゲーミングキーボードか選ぶようにしましょう。
キーの押し心地
キーボードキースイッチには「メンブレ」「パンタグラフ」「メカニカル」「静電容量無接点」の4種類があります。
この中でほとんどのゲーミングキーボードは耐久性に優れた「メカニカル」を採用しています。
なかにはメカニカル以外のキースイッチを採用したゲーミングキーボードもありますが、非常に高い耐久性が必要となるゲーミングキーボードではァならず「メカニカル」を選ぶようにしましょう。
そしてメカニカルキーボードには「軸」というものが存在します。
全部で4種類あるのでうが、「ストローク」「動作圧」「作動点(アクチュエーションポイント)」の3つが異なり、キーの押し心地にも影響してきます。
赤軸 | 青軸 | 茶軸 | 銀軸 | |
ストローク | 4.0mm | 4.0mm | 4.0mm | 3.5 mm |
動作圧 | 45g | 50g | 45g | 40g |
作動点 | 2.0mm | 2.2mm | 2.0mm | 1.2mm |
キースイッチの特徴 | 軽めのキータッチで長時間のプレーでも疲れにくいです。 | 強めのクリック感なので強めの打鍵を必要とします。キータッチのスピードを犠牲にしてでもしっかりとした打鍵感が欲しい方におすすめです。 | 赤軸と青軸の中間のキータッチです。 | 最もスピーディーに入力することができるので、高速な反応速度が求められるゲーム向きです |
基本的にはゲーミングキーボードでは上記の4種類の軸が使われています。可能であれば家電量販店などで実際に触れてみることをおすすめします。
言語配列
ゲーミングキーボードの言語配列は日本語配列か英語配列の2種類。
英語配列のキーボードは「無変換」「変換」「カタカナ・ひらがな」がなく、その分スペースキーが押しやすいです。
一方で日本語配列のキーボードだとスペースキーが小さく押し間違えが起きる可能性が高まります。
また海外製のゲームだと英語配列のキーボードを使用することを想定していることが多く、日本語配列のキーボードだと必要のないキーが多かったり、押しにくかったりしていまいます。
そのため基本的には英語配列のゲーミングキーボードがおすすめです。
マクロキー
事前に特定の操作を登録しておくことで、即座に機能をよびだすことができる「マクロキー」。
ゲーミングキーボードではゲーム中に使用しないキーにマクロキーを割り当てる製品と専用のキーにマクロキーを割り当てる製品があります。
独自機能
ゲーミングキーボードにはゲーミングならではの独自機能が搭載されています。
たとえば「USBパススルー」という機能ではキーボード本体にUSBポートが搭載いされており、ゲーミングマウスなどを遅延なく接続することができます。
他にも「オンボードメモリー」という機能を搭載したゲーミングキーボードでは、ゲームごとに設定したキー配置などをキーボード内のメモリーに保存することが可能。
そのため外出先などでもゲームに合わせた設定を即座に呼び出すことができます。
おすすめのゲーミングキーボード3選
今回紹介するおすすめのゲーミングキーボードは以下の6製品
- ロジクール PRO X G-PKB-002
- コルセア K65 RGB RAPIDFIER
- ロジクール G913-TKL-LNBK
- ロジクール G512r-TC
- 東プレ REALFORCE RGB TKL
- スティールシリーズ Apex 7 TKL Red Switch JP
それぞれ紹介していきます。
ロジクール PRO X G-PKB-002
ロジクール PRO X G-PKB-002はプロのe-Sportチームも愛用する本格モデルのゲーミングキーボードです。
最大の特徴と言えるのがユーザーがキーボードのキースイッチを自由に簡単に交換できること。
専用工具を使うことで誰でも簡単にキースイッチを交換できます。
デフォルトの状態ではクリック感のある青軸キーですが、別途売られている茶軸キーや赤軸キーを購入することで、キー一個単位で自由にキースイッチを交換可能です。
たとえキースイッチが故障してもユーザー自身で簡単に交換できるのは魅力的なポイントです
またキーボードにオンボードメモリーが内蔵されているのでLEDライトの発光設定をキーボード本体に保存可能。
キー配列はテンキーレスの日本語配列。キーボード本体がコンパクトなので左手とマウスを持つ右手の位置が近く操作しやすいです。
テンキーレスなのでFPSやMOBAなどの種類のゲームを主にプレイする方におすすめのゲーミングキーボードです。
コルセア K65 RGB RAPIDFIER
製品名にRAPIDFIER(速射)とあるように、作動点の速いキースイッチを採用したゲーミングキーボードです。
キースイッチには作動点が速く速射に最適な銀軸が採用されており、FPSやMOBAなどのゲーム向きのゲーミングキーボードとなっています。
さらに正確なキー入力の実現しFPSやMOBAでは重宝する滑り止め用のキーキャップやリストレストも標準で付属しています。
ちなみにリストレストは好みに応じて取り外すこともできます。
言語配列はテンキーレスの日本語配列で、上部にメディアキーが搭載されているのが特徴です。
また、オンボードメモリーやマウスの入力遅延を無くすことができるUSBパススルーが搭載されているなど、ゲーミングキーボードとして必要な機能にもしっかりと対応しています。
ロジクール G913-TKL-LNBK
超薄型キーと高速な無線通信を搭載したロジクールのハイエンドゲーミングキーボードです。
ロジクールが独自開発した超薄型メカニカルキーボードが搭載されており、動作点が速く、素早いキー入力が特徴となっています。
さらにロジクール G913-TKL-LNBKのすごいところは、無線通信で1msという超低遅延を実現していること。
通常、ゲーミングキーボードでは入力遅延を最小限に抑えるために有線接続が基本です。
しかしこのG913-TKL-LNBKでは「LIGHT SPEED」という無線通信技術により、無線ながら1msという超低遅延な入力を実現しています。
ロジクール G512r-TC
基本的にゲーミング性能や機能を突き詰めたゲーミングキーボードは一般的な利用には向いていない製品が多いです。
そんな中で一般的な利用も可能なゲーミングキーボードが「ロジクール G512r-TC」です。
メカニカルキーの採用やUSBパススルーの搭載などゲーミングキーボードとしての基本的な機能にはしっかりと対応しつつも、テンキー搭載の日本語配列なので一般用途でも十分に活用できます。
またロジクール G512r-TCの茶軸はゲームと一般利用の両方に適したキースイッチです。
キースイッチは赤軸、茶軸、青軸の3種類から選ぶことができます。
東プレ REALFORCE RGB TKL
東プレ社の静電容量無接点のキーを採用したゲーミングキーボードです。
東プレ社といえば、静電容量無接点のキーを採用した一般向けキーボードを販売していますが、そのゲーミングモデルとなります。
静電容量無接点のキーは耐久性と静音性に優れ、長時間のキー入力でも疲れにくく、さらにメカニカルキーよりも入力漏れが起きにくいのが特徴です。
またキーの動作圧と作動点を変更できるので、ユーザの好みに応じて自由にカスタマイズすることができます。
作動点は1.5mm、2.2mm、3mmから選択可能です。
スティールシリーズ Apex 7 TKL Red Switch JP
キーボード本体に搭載されているオンボードメモリーに最大5つの設定を保存することができるゲーミングキーボードです。
保存した設定はキーボード本体に搭載されている専用モニターで確認しながら変更することができます。
さらに専用モニターにはDiscordなどのチャットアプリの通知を表示させることも可能です。
キーボード本体にはリストレストが付属しているので疲れにくいですし、マグネット式で簡単に脱着できます。
キースイッチは赤軸、青軸、茶軸から選べます。