Vlogブームによりスマホで動画を撮影してYouTubeにアップしている人が増えてきました。
最新のスマホは画質も良く、手ブレ補正の効きも強いためスマホ一台で十分にキレイなVlog用の映像が撮れてしまいます。
しかしやはりスマホのカメラなのでどうしても限界もありますよね。特に手ブレ補正の性能に悩んでいる方も多いかもしれません。
走ったり階段を駆け上がったりした際に、上下左右にフラフラと揺れて映像は見ている側もよってしまってあまり良いものではありませんよね。
そのような状況でも、スマホでよりよい映像を撮るために重宝するのがスマホ用スタビライザーです。
スマホ用スタビライザーを利用することでスマホでプロのようなスムーズでキレイな映像を簡単に撮影できるようになります。
今回の記事ではスマホ用スタビライザーの選び方とおすすめ製品を紹介します。
スマホ用スタビライザーの選び方
スマホ用スタビライザーの選び方のポイントは以下の5つです。
- 折りたたみタイプかストレートタイプ
- 手ブレ補正の性能
- 操作性
- 人や物への追従性能
- セッティングのしやすさ
上記の5つのポイントの中で、もちろん一番重要なのは手ブレ補正の性能です。
しかしスタビライザーのサイズが大きく重量も重い製品だとセッティングする手間がめんどくさいですし、撮影する際も手が疲れてしまいます。
スマホ用スタビライザーはカバンに入れて頻繁に持ち運ぶことも多いと思いますので、手ブレ補正の性能以外にもセッティングのしやすさや、操作性、サイズ、重量などもスマホ用スタビライザー選びで重要なポイントとなってきます。
それぞれ具体的に解説していきます。
折りたたみタイプかストレートタイプ
スマホ用スタビライザーには折りたたみタイプとストレートタイプの2つのタイプがあります。
基本的にストレートタイプの方が手ブレ補正の性能は高いですが、折りたためないのでサイズが大きく重量も重ための製品が多いです。
なので持ち運びが大変かもしれません。
一方で折りたたみタイプのスタビライザーはコンパクトに折りたたむことでカバンに入れて持ち運びやすいのがメリットです。
手ブレ補正の性能は製品にもよりますが、ストレートタイプと同等かそれ以上の性能を誇る製品が登場してきています。
手ブレ補正の性能
スマホ用スタビライザー選びで最も大切なのが手ブレ補正の性能。
スマホ用スタビライザーには大きく分けて、「3軸手ブレ補正」と「2軸手ブレ補正」の2種類があります。
「3軸手ブレ補正」は上下・左右・水平の3つの軸で手ブレを補正するので強力な手ブレを補正が期待できます。一方で本体サイズは大きく、重量も重くなりがちですし、価格も高くなりがちです。
「2軸手ブレ補正」は左右・水平の2つの軸で手ブレを補正するので「3軸手ブレ補正」に比べると手ブレを補正する性能は劣りますが、低価格で小型軽量な製品が多いです。
基本的には強力な手ブレを補正を期待できる「3軸手ブレ補正」のスマホ用スタビライザーがおすすめです。
一方で、できる限りコンパクトで軽量・低価格なスタビライザーが欲しい方は「2軸手ブレ補正」もおすすです。
最新の「2軸手ブレ補正」のスタビライザーは2軸でも十分な手ブレを補正性能を発揮できる製品が登場しています。
スタビライザーの操作性
スタビライザーの操作性という点では、スタビライザーの装着したスマホを上下・左右に簡単に向けられることが大切です。
スタビライザー本体にジョイスティックが搭載されている製品ではスマホを上下左右に簡単に向けられて便利です。
各種撮影メニューを簡単に切り替えられるかも大切なポイントです。
また、スマホにインストールする専用アプリとの連携や、画質設定などの操作性も使い勝手に直結してくるので確認しておきましょう。
人や物への追従機能
スマホ用スタビライザーには専用アプリが用意されており、スマホとBluetoothで連携することで動画撮影に役立つ様々な便利機能を利用できるようになります。
その1つとしてカメラに写っている人や物を認識して自動で追従してくれる「トラッキング機能」があります。
自動でカメラに写った顔を認識して、手を動かさなくてもカメラを向けてくれるので非常に便利です。
また、人の顔以外にも看板や建物などの物を認識して追従してくれるトラッキング機能もあります。
セッティングのしやすさ
スタビライザーにおけるセッティングのしやすさとしては、どれだけスマホを簡単に固定できるかや左右のバランスが取りやすいかが大切です。
スタビライザーを利用しての撮影中に電話に出るなど、スタビライザーからスマホを取り外し機会はそれなりに多いと思います。
さらにスタビライザーにスマホを取り付けた後に水平のバランスを簡単に取れるかも大切なポイントです。
基本的にスタビライザーはスマホをバネで固定します。
そのためスマホを取り付けやすい形状・強さのもの、そして左右のバランスをアームで調整できるものがおすすめです。
自撮りのしやすさ
スマホ用スタビライザーを自撮り棒として利用する方も多いでしょう。
そのためスマホのインカメラへの切り替えがスムーズに行えるか、最適な画角で撮影できるかが大切なポイントです。
またスマホ用スタビライザーの中には、自撮り時に便利な伸縮できる製品もあります。
下向けての撮影のしやすさ
スマホを下向きにしてペットや子供を撮影することも多いと思います。
スタビライザーを下に向ける際にしっかりとスマホをスムーズに反転してくれるかを確認しておきましょう。
おすすめのスマホ用スタビライザー5選
今回紹介するおすすめのスマホ用スタビライザーは以下の5つ。
- DJI OM4
- Zhiyun AMOOTH 4
- Hohem iSteady Mobile Plus
- FeiyuTech Vimble2S
- FeiyuTech VLOG pocket 2
それぞれ解説していきます。
DJI OM4
ず紹介するのがDJIのOM 4というスマホ用スタビライザーです。DJIと言えばドローンで有名ですが、そのドローン開発で培った技術が技術が投入されており、とにかく手ブレしない最強のスマホ用スタビライザーが欲しい方におすすめです。
上下・左右・水平の3軸手ブレ補正に対応しており、数あるスマホ用スタビライザーの中でも最強の手ブレ補正性能を誇ります。
走ったり、階段を駆け上がっても強力に手ブレを補正した非常になめらかな映像を撮影可能です。
3軸手ブレ補正による強力な手ブレ補正を備えながら、折りたたむとかなりコンパクトになりますし、重量も434gとスタビライザーとしては一般的な重さなので持ち運びも苦になりません。
カバンにも十分収納できるサイズです。
さらにDJI OM4の特徴と言えるのが、マグネットによる着脱式のスマホ固定方式を採用していること。
バネで固定するのではなくマグネットで固定しているのでスマホの取り外しがめちゃくちゃ簡単です。
スタビライザー本体にはジョイスティックがあるので、カメラのコントロールも容易に行えます。
手ブレ補正の性能も、操作性も抜群のスマホ用スタビライザーを探している方におすすめです。
Zhiyun SMOOTH 4
DJI OM4に迫る手ブレ補正の性能を持っており、本体に備わっているダイヤルで撮影時の解像度や露出設定などを簡単に調整できます。
さらにボタンひとつでインカメラとアウトカメラをスムーズに切り替えられるのもZhiyun AMOOTH 4の特徴です。
他にはフォローダイヤルが本体側面に備わっており、ズームしたりピントを簡単に調整することができます。
Zhiyun AMOOTH 4にはPhoneGoというモードがあり、車や自動車などの非常に動きの早い被写体でもしっかりと捉え追従してくれます。
AIを活用し、オートフォーカスとホワイトバランスを同時に調整できるハイパーラプス撮影とモーションラプス撮影にも対応しています。
ハイパーラプス撮影とモーションラプス撮影時は3軸の手ブレ補正が利用できるので、安定したスムーズな映像を撮影できるのも特徴です。
また、スタビライザーを下向きにすると自動で下向きの撮影モードにきりかわるので、ペットや子供の撮影にも重宝します。
Hohem iSteady Mobile Plus
手ブレ補正の性能だけで見るとDJI OM4やZhiyun SMOOTH 4にはおよびませんが、大きな揺れなどは十分に防げる程の手ブレ補正性能は備わっています。
特徴としては、人や物への追従性が高く、認識している被写体が高速に動いてもしっかりと追従してくれること。
またアーム部分の長さが調整可能なのでスマホ装着時の左右のバランス取りが簡単です。
スタビライザー本体に搭載されているジョイスティックでカメラを左右・上下に簡単に向けることができます。
操作性や追従性が高いスマホ用スタビライザーが欲しい方におすすめです。
FeiyuTech Vimble2S
スタビライザー自体が最大18cm伸びるので、自撮りや高所撮影にも適しています。
手ブレ補正の性能はそこまで高くはありませんが、ジョイスティックの操作性が高く、左右へのパンやズームがスムーズです。
顔や物への追従性が高く、動く物を撮影するのにも適しています。
FeiyuTech VLOG pocket 2
折りたたみ式のスマホ用スタビライザーとしては、DJI OM4の次におすすめできるのが「VLOG pocket 2」です。
操作性が高いのはもちろんですが、自撮り時にジェスチャーをすることで自動で録画が開始される便利な機能が搭載されています。
また、スタビライザー本体の重量が272gと非常に軽量なので長時間の撮影でも疲れにくいのが特徴です。
折りたためば非常にコンパクトなのでカバンに入れて持ち運ぶのも苦になりません。