みなさん「ARメガネ」って知っていますか?AR(拡張現実)を体験することができるメガネ型のデバイスですが、現在、アップルやGoogleなどのアメリカの大手IT企業からスタートアップ、中国のIT企業など様々なメーカーが競い合うように開発しています。
これはやはり、ARメガネがスマホの次を担う次世代のデバイスとして高い注目を集めていることの証拠です。
実際に購入できる製品も出てきましたが、まだ開発途上であり、完成度的にも、価格的にもなかなか個人で購入するのは難しい状況です。
しかし、比較的手頃で個人でも手に入れやすいARメガネも少しずつですが市場に出て来ています。今回は手頃で入手しやすく、完成度も高いおすすめのARメガネとして「Norm Glasses」を紹介します。
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ARメガネ「Norm Glasses」の特徴
「Norm Glasses」はそのコンパクトな見た目からは想像できないほど多彩な機能が搭載されています。以下の画像をご覧ください。
- CPU
- ストレージ
- バッテリー
- マイク
- スピーカー
- カメラ
- ヘッドアップディスプレイ
この7つの機能が普通のメガネとほとんど変わらないサイズに違和感なく収められているのです。ARメガネの弱点といえるサイズ感や重さがかなり克服されており、実用性もかなり高いと言えます。
バッテリーは通常使用で1~2日間、連続使用で4~5時間となっています。
4パターンの直感的な操作
ARメガネは「操作が難しそう」と思っている人も多いでしょう。しかし、「Norm Glasses」はたった4つに操作体系がまとめられているので、誰でも直感的に操作することができます。
「声」「側面フレームのタップ」「スマホのアプリ」「ヘッドジェスチャー」の4つです。音声認識 はインターネット接続の有無に関係なく機能する「オフライン音声認識」に対応していりるのも素晴らしいですね。
しかも、コンパクトな本体の中には9軸ものジャイロセンサ-や加速度センサ-が搭載されているのです。なので、高い精度の ヘッドジェスチャーが実現されていることでしょう。もちろん実際に使用してみなければわかりませんが。。。
上記の4つの操作体系を駆使することで、たとえば
- ビデオ撮影
- 電話応答
- ナビゲーションの表示
などの機能を直感的に操作することができます。操作の簡単さは使い勝手に最も直結する部分なのでシンプルな操作体系にまとめられているのは「Norm Glasses 」の大きなメリットと言って良いでしょう。
日常使いに最適な高い機能性
「Norm Glasses」には日常生活で役立つ様々な使い方が可能です。
わざわざポケットからスマホを取り出す事なく、簡単に写真を取ることができます。画質が気になるところですが、画素数は800万画素とiPhoneXsのインカメラと全く変わらないんです。
もちろん画素数だけで写真の良し悪しが決まるわけではないので一概にきれいな写真が撮れるとは言えませんが、それでもコンパクトな本体に800万画素のカメラが搭載されているのは非常に魅力的なポイントですし、「とりあえず記録として残しておく」などの用途であれば全く問題なく使えるでしょう。
さらにハンズフリーでビデオを撮影したり、生放送を録画することもできます。ビデオ撮影時は1080pの解像度になります。ただ、さすがに高度な手ブレ補正は搭載されていないと思われるので、過度な期待はしないほうが良いでしょう。
料理中など手が使えないときでも、ヘッドアップディスプレイに説明やレシピを表示したり、動画を再生して、参照することができます。実際の料理風景とレシピを重ねながら見られることで、いちいち視線を移したり、手を拭いたりする必要がないので料理の効率が上がることでしょう。それにキッチンにレシピを置くスペースも節約できます。
もちろん、料理以外のことでも説明や動画を参照しながら作業できるので、使い方は無限大です。
サイクリストに嬉しい、視界にナビゲーションを表示してくれる機能も備わっています。進むべき方向と、距離、到着予定時間が表示されます。わざわざスマホを確認する必要がないのはもちろん、安心安全にサイクリングできるようなるのは嬉しいポイントです。
「Norm Glasses」は Bluetooth4.1に対応しており、スマホとペアリングするっことでスマホを取り出す事なく電話に出たり、メッセージを確認したり、返信したりすることができます。
本体にはステレオスピーカが搭載されているので、音楽、ラジオ、オーディオブックなどを快適に聞くことができます。
イヤホンのように耳に入れるわけではないので「音が周囲に漏れてしまうのでは?」と心配になりそうですが、スピーカーは耳に近い位置に搭載されており、耳に向かって音が再生されます。なのでものすごく大音量にしたり近づいたりしない限りは周りに聞こえてしまうことはなさそうです。それに、耳を完全に塞がないので、音楽を聞きつつも周囲の音を確認することが可能です。
その他、バーコードを読み取って、インターネット上のレビューや価格を参照できる機能や、翻訳をする機能も搭載されています。
このように「Norm Glasses」にはコンパクトな外観から想像できないほどの多彩な機能が搭載されています。
普通のメガネのように使えるスタイリッシュで軽く、スマートなデザイン
「Norm Glasses」は非常に多機能でありながら、普通のメガネ、サングラスとほとんど変わらないデザイン、サイズを実現しているのが優れているところです。しかも重量がわずか36gと非常に軽量なのも特徴です。
まさかこの中に小さなコンピューターが入っているとは思えないほどのコンパクトなサイズ感と重量です。
そして、「Norm Glasses」のヘッドアップディスプレイは視野角が20度と決して広いとは言えませんが、 明るい日光の下でも見やすく作られています。
アプリで機能を拡張できる
「Norm Glasses」のOSはAndroidベースのため、スマートフォンと同様にアプリで機能を拡張することができます。さらにAlexaのような音声AIとの統合もサポートされています。
購入後も自分の好みに合わせてカスタマイズしていけることは「Norm Glasses」の大きなメリットと言えるでしょう。
もうここまで来るとARメガネは本当にスマホを代替するデバイスになっていくのではないでしょうか。しかも単にスマホを代替するだけではありません。今は手のひらの小さな世界を見ていますが、ARメガネでは自分の視界全てに世界が拡大していくのです。
さすがに「Norm Glasses」で完全にスマホを代替するというわけには行きませんが、それでも 未来のデジタルライフを垣間見ることはできるでしょう。
ARメガネ「Norm Glasses」のスペック
- 視野角:20度
- カメラ解像度:800万画素
- ビデオ解像度:1080p
- 操作方法:「声」「タッチコントロール」「ヘッドジェスチャー」「スマホアプリ」
- オーディオ:マイク、ステレオスピーカー
- 防水:あり
- 充電:2時間で満充電
- バッテリー:待機状態で4日間、通常使用で1~2日間、連続使用で4~5時間
- OS:Androidベース
- 対応スマホ:Android、iPhone
- Bluetooth:4.1
- センサー:9軸のジャイロセンサー、アクセラレータ(加速度センサー)
- プロセッサー:最大1.2GHzのデュアルコア
- RAM:1GB
- ストレージ:8GB
- 重量:36g
ARメガネ「Norm Glasses」の出資額と報酬
現在、以下の6つのプランから選択することができます。
- 「Early Bird Special」1×Norm Glasses -329ドル(約35,039円) 27%オフ
- 「Kickstarter Special」1× Norm Glasses -369ドル(約39,299円) 18%オフ
- 「Two Pack Early Bird Special」2× Norm Glasses -639ドル(約68,055円) 29%オフ
- 「Two Pack Early Bird」2× Norm Glasses -719ドル(約76,575円) 20%オフ
- 「Four Pack Early Bird」4× Norm Glasses -1,209ドル(約128,761円) 33%オフ
- 「Four Pack Early Kickstarter」4× Norm Glasses -1,359ドル(約144,736円) 24%オフ
※小売価格:449ドル(約49,000円)
ARメガネ「Norm Glasses」のプロジェクトの予定
Kickstarterでの「Norm Glasses」の出資期限は8月23日です。12月には初期生産分の出荷とスマホ向けアプリのリリースが開始されます。初期生産分以外の出荷は2020年3月の予定です。
ARメガネ「Norm Glasses」まとめ
今回は次世代のデバイスとして注目されているARメガネ「Norm Glasses」を紹介しました。
高価で手に入れにくいARメガネが多い中、「Norm Glasses」は比較的低価格で完成度も高く、非常におすすめのARメガネとなっています。やはりAR(拡張現実)を体感するのにはメガネ型デバイスが最適だと思うので、ぜひみなさんも「 Norm Glasses」で最先端のAR体験をしてみてください。