パソコンをプライベートや仕事でよく使う人は、もっとタイピングが早くなりたいと一度は思ったことがあるのではないでしょうか。タイピングが早くなると単純に時間短縮になりますし、「できる人」という感じがしてかっこいいですよね。ただ、パソコンをあまり使わない人にとってタイピングの早さを上げるというのはなかなかハードルが高いことなのではないでしょうか。
この記事ではタイピングを早くするコツやおすすめのタイピング練習サイトをご紹介します。
この記事を読むと分かること
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- タイピングの速度を早くする方法
- おすすめのタイピング練習サイト
- タイピングが早い人の理由
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タイピングが早いってどのくらいのこと?
タイピングの速さの目安としては下記のワープロ検定での速度が参考になるでしょう。
どの級を参考にするべきか、悩むところですが、この中の2級が10分間で500文字の入力で合格ですから、1分間で言うと50文字程度入力することができれば、入力が早いといえます。
級 試験時間 用紙サイズ 1ミスに
対して漢字含有率 文章内容 出題内容 合格文字数 4級 10分 A4判縦 1文字減 23%~26% 一般的現代文 手書き問題
から入力200文字以上 3級 300文字以上 準2級 3文字減 25%~30% 400文字以上 2級 500文字以上 準1級 5文字減 25%~35% 600文字以上 1級 700文字以上
日本語ワープロ検定試験のような有料の検定試験を受けなくても、e-typingのようなサイトでも自分の入力速度の確認が可能です。e-typingのスコアは速度だけでなく正確さも加見したものになっています。スコアが300点~350点になると「タイパー初心者」となり、周りに敵なしタイピング業界でもやっていけるレベルとのことです。
タイピングが早い人はなぜ早いのか
タイピングが早い人がなぜ早くできるのかについてご紹介させていただきます。
キーボードの位置を覚えている
タイピングの早い人の特徴として、キーボードの位置を覚えているということが言えます。早い人のタイピングを実際に見てみれば分かりますが、手元ではなく、基本的には画面を見ながらタイピングをしているのではないでしょうか。こういった打ち方をたちタイピング(ブラインドタッチ)といいます。この入力方法ができるようになると格段にタイピングが早くなります。このタイピング方法ができるようになるためには、キーボードの位置を覚えることが必須です。一気に覚えることは難しいですが、練習しながら徐々に覚えていきましょう。
文章を考えてから打っている
こちらはタイピングとは直接関係ないですが、タイピングが早い人は文章など打つ内容をある程度決めてから入力しているという場合もあります。文章を考えることと入力をすることをそれぞれ分けることで入力時にはタイピングに集中できます。
マウスを使わない
こちらもタイピング技術からは少し離れますが、入力速度が速い人は、ショートカットを上手く使い、マウスをあまり使わない場合が多いです。ショートカットとは、マウスを使わなければできないようなパソコンの動作をキーを使うことでする操作のことです。例えば、下記のようなショートカットキーがあります。
選択したものをコピー | Ctrl + C |
選択したものを切り抜き | Ctrl + X |
貼り付け | Ctrl + V |
選択したものを削除 | Del |
やり直し | Ctrl + Z |
検索 | Ctrl + F |
すべて選択 | Ctrl + A |
ファイルの保存 | Ctrl + S |
辞書機能を使っている
パソコンには辞書機能といって、人名、専門用語など変換が難しい単語を登録する機能があります。この機能は入力する機会が多い言葉や長い文章などにも使用できます。例としては、「あり」と打つと予測変換に「ありがとうございます。」と出るようにしたり、「いつも」と打つと「いつもお世話になっております。」という言葉に変換できるようにするなどです。
辞書機能を使うことでかなり入力速度が上がりますので、おすすめです。
タイピングが早いことのメリット
タイピングが早いことのメリットを知っていると練習する意欲が湧くと思いますので、ご紹介します。
時間短縮になる
タイピングが早くできるようになると単純に時間の短縮になります。今までかかっていた半分の速さで入力することができれば、その分他の仕事にあてるなど、時間を自由に使ったり、余裕が生まれます。タイピングに時間を取られていると思う人ほど一度練習してみることをお勧めします。
肩こりや目の疲れの軽減になる
タイピングが速くなると、画面を見たり入力をする時間が減ることで、目の疲れや肩こりなどのパソコンを使っていると出る体の不調も軽減します。疲れがたまると余計にタイピングへの苦手意識が溜まりやすいので、タイピングが速くなるとその点でも良いでしょう。
自信が出る
タイピングが速くなるとパソコンへの自信が出ます。この自信はパソコンに対してもそうですし、練習して上達できるようになったということ自体も自信につながるでしょう。タイピングの練習は人にもよりますが、上達までに1カ月以上はかかるでしょう。その間練習を継続できたということ自体が自信につながります。
タイピングを早くするためのコツタイピングを早くするためのコツについてご紹介していきます。
基本ポジションをきちんと押さえる
タイピングを適当に、我流で行っているとタイピングの速度を早くすることは難しいです。タイピングには「ホームポジション」と呼ばれる基本的な指もポジションがあります。それは、左の人差し指を「F」のキーに、右の人差し指を「J」に置くポジショニングです。そして、残りの指をそれぞれ1つずつずらしたキーに置き、そこからできるだけ手を動かさずに入力するのがコツです。手の大きさは人それぞれですし、必ずしもこの位置が最適とは限りませんが、この基本ポジションで練習してみることをお勧めします。
正確なタイピングを心がける
早くタイピングしたいと思うがあまり、正確さを無視するのは得策とは言えません。間違えたタイピングをしてしまうと、入力した文を削除してまた打ち直す必要があるので、倍以上の時間がかかってしまいます。また、正確なタイピングができないといつまでたっても正しいタイピングができずに、速度も上がっていかないでしょう。
早く打ちたい、遅いとカッコ悪いと思ってしまうかもしれませんが、最初の内は特に正確なタイピングを心がけましょう。
毎日練習する
タイピングは一気に練習するよりも毎日コツコツとやるほうが上達していきます。ピアノのような楽器でもそうですよね。週に1日10時間練習するよりも1日1時間練習する方が上達すると思います。なかなか練習の時間を取るのは難しいかもしれませんので、10分でもいいですし、練習サイト1回分でもいいので毎日練習する習慣を身に着けてみましょう。
正しい姿勢で練習する
タイピングをするときはできるだけ正しい姿勢ですることが大切です。目の高さがディスプレイと会っていないとみずらく、速度が下がってしまいます。また、肘の角度なども適切でないと、速度が遅くなってしまうでしょう。
目安として、肘の角度は90度に近くなるように、ディスプレイは40センチメートル以上は離して、目線が少し下になるような角度に置いておくとよいでしょう。
ノートパソコンの場合はディスプレイの高さを調節できるような台も販売されていますので、こういったものを使用してみるのも良いでしょう。
おすすめのタイピング練習サイト
おすすめのタイピング練習サイトをご紹介していきます。
e-typing
e-typingは簡単で手軽にタイピングの練習ができる無料サイトです。3種類の練習モードがあり、「ローマ字タイピング」、「かなタイピング」、「英語タイピング」から選ぶことができるため、自分の求めているタイピングの練習が可能です。また、会員登録をすることで会員だけが利用可能な練習や、「マイカルテ」機能を使うことができ、自分の成長をグラフで確認したり、スコアを記録できます。会員登録も無料でメールアドレスがあれば可能ですので、本格的に利用する場合は会員登録をお勧めします。
100種類の練習があり、ビジネス、スタディ、トラベルといったテーマ別の物から、「バレンタインの文章」といったような季節に合わせたタイピングもできるので飽きずらいのもうれしいポイントです。
タイピングの練習をしたい人にまずおすすめしたいサイトといえます。
[sanko href=”https://www.e-typing.ne.jp/” title=”e-typingはこちら” site=”e-typing”]
myTyping
マイタイピングはパソコン初心者から上級者まで幅広く使用できる練習サイトです。現在、全78,257本ものタイピング練習素材を使用できます。このサイトの面白い点として、自分でタイピングを作成して公開することも可能です。また、歌詞のタイピングや学習系のタイピングなどもありますので、楽しんでタイピング練習ができます。
[sanko href=”https://typing.twi1.me/” title=”myTypingはこちら” site=”myTyping”]
実践!タッチタイピング
パソコン機器などを販売しているメーカーであるFUJITSUが運営しているサイトです。初心者向けのコースが充実していて、キーの配置や指の動かし方を非常に丁寧に教えてくれます。このサイトでは、チャレンジ検定コースという検定を受験することができます。8級の受験は無料ですが、7級以上は有料となっています。ただし、模擬試験は無料で受験できますので、ぜひ腕試ししてみるのも良いでしょう。
[sanko href=”https://azby.fmworld.net/usage/lesson/keyboard/typing/” title=”実践!タッチタイピングはこちら” site=”実践!タッチタイピング”]
寿司打
寿司打は回転ずしのように流れてくる文字をタイピングして、どれだけモトを取れるか(= たくさん食べられるか)を競うタイピングゲームです。無料かつゲーム感覚でできるのが特徴のタイピング練習サイトです。回転ずしがテーマですが、流れてくる文字は寿司関連とは限りません。時間つぶしにも適したおもしろいタイピング練習サイトです。
[sanko href=”http://typingx0.net/sushida/” title=”寿司打はこちら” site=”寿司打”]
まとめ
この記事では、タイピングを早くするためのコツやタイピングを早くすることのメリット、おすすめの練習サイトをご紹介しました。タイピングが早くできるようになると、パソコンを使用する上でかなりメリットがあります。仕事にもプライベートにも役に立つスキルです。
ぜひ、1日に10分だけでもいいので継続して練習をして、タイピングが早くできるようになりましょう。
この記事があなたのITライフのお役に立てれば幸いです。