家にある普通の家電を簡単にスマート(IoT)家電にすることができるスマートプラグ。
スマートプラグをコンセントに挿して家電を繋ぐだけで遠隔操作したり音声操作したりできるようになり、かなり便利です。
在宅勤務やリモートワークで家にいる時間が増える方には、
とは言えまだまだ登場して日が浅いこともあり、スマートプラグにどんな製品があるのか、どのように選べば良いのかなどわからない方も多いでしょう。
そこで今回は、失敗しないスマートプラグの選び方とおすすめ製品を紹介していきます。
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失敗しないスマートプラグの8つの選び方
スマートプラグを選ぶ際に重要なポイントは8つあります。
- コンセントタイプか延長コードタイプか
- 消費電力チェク機能
- スケジュール機能
- 停電後の自動リセット機能
- 複数のスマートデバイスを出しているメーカー
- PSEマークの有無
- IFTTT
- 対応しているスマートスピーカー(音声アシスタント)
それぞれ解説していきます。
コンセントタイプか延長コードタイプか
コンセントタイプか延長コードタイプかは、必要なプラグ数で決めましょう。
基本的にコンセントタイプのスマートプラグはプラグが1口か2口です。一方、延長コードタイプのスマートプラグはプラグ数が3口~4口あります。
スマートプラグに接続したい家電がどれだけあるかを確認しておき、十分な数を備えたスマートプラグを選びましょう。
また延長コードタイプのスマートプラグには、USB端子が搭載されていることが多いです。
USB端子ではスマホやタブレットを充電するのはもちろん、USB接続の機器の電源を管理することもできます。
USB電源の卓上ライトやスピーカー、あるいはスマホやタブレットなどの電源管理も行いたい場合は、延長コードタイプがおすすめです。
消費電力チェク機能
スマートプラグが消費電力チェク機能に対応していれば、接続された家電の消費電力を計測してスマホアプリで確認することができます。
家電ごとの消費電力を可視化することで、どの家電がいつどれだけの電力を消費しているかを把握でき、節約に役立てることが可能です。
さらにスマートプラグの消費電力チェク機能はリアルタイムの消費電力をスマホアプリで確認できます。
なので、たとえば離れて住む両親の家電の稼働状況を把握し、問題なく生活していることを確認する、あるいは外出中に子供の帰宅を確認するなんてこともできるわけです。
スケジュール(タイマー)機能
スマートプラグのスケジール機能では、あらかじめ設定した時間に電源のオンとオフを自動で切り替えることができます。
たとえば、「朝起きる30分前に間接照明をオンにする」「就寝1時間後にサーキュレーターを停止する」などを設定できるわけです。
停電後の自動リセット機能
万が一の停電時に家電を漏電や故障から守ることができる機能です。
停電後、電力が復帰した際に家電に一気に電力が流れてしまうと漏電を起こしたり、故障の原因になってしまうことがあります。
停電後の自動リセット機能が搭載されているスマートプラグなら、停電復帰後に自動で電源をオフにしてくれるので、漏電や家電の故障を防ぐことが可能です。
複数のスマートデバイスを出しているメーカー
スマートプラグ以外にも、照明、カメラ、センサー、湿温度計などのスマートデバイスをたくさん出しているメーカーがおすすめです。
正直スマートプラグだけだと電源のオン/オフだけですから、あまり使い道がありません。
しかし様々なスマートデバイスとスマートプラグを連携させることで、その利便性、使いみちがぐっと広がります。
たとえば同じメーカーのスマート湿温度計と組み合わせることで、「湿度が50%を下回ったら、加湿器の電源をオンにする」「湿度が70%になったら、加湿器の電源をオフにする」のような活用ができるようになるわけです。
なのでスマートプラグだけを出しているメーカーよりも活用の幅が広がるため、複数のスマートデバイスを出しているメーカーのスマートプラグを選ぶのがおすすめです。
PSEの有無
PSEとは、日本の電気用品安全法という法律に基づいて、製品の品質や安全性が保証された製品が取得できるもの。
スマートプラグには海外から入ってきた製品も多くPSEを取得していない製品も少なくありません。
安心・安全に利用するためにも、PSE認証を取得したスマートプラグを選ぶのがおすすめです。
IFTTT
IFTTTとは、様々なWebサービスを組み合わせることで「もし○○した場合、○○する」という仕組みを誰でも簡単に作成することができる無料サービスです。
たとえば、
- 「スマートスピーカーにただいまと話しかけると、照明がつく」
- 「スマートスピーカーにおやすみと話しかけると、照明が消える」
- 「家から出ると、自動で電源オフ」
のような自動的な仕組みを作ることができるんです。
絶対に必要な機能では無いですが、スマートプラグ活用の幅を大きく広げることができますし、動作を自動化できるので、スマートプラグでの家電管理をより楽にしたい方におすすめな機能です。
スマートスピーカー(音声アシスタント)対応
Google Nest(Googleアシスタント)やAmazon Echo(Alexa)などのスマートスピーカーに対応しているスマートプラグなら、音声で家電の電源を操作することができます。
たとえ手元にスマホが無くても、スマートスピーカーに話しかけるだけで家電をコントロールできて便利です。
ただし注意したいのがスマートプラグによって対応しているスマートスピーカーの種類が異なること。
Googleアシスタントに対応している場合もあれば、Alexaに対応している、あるいはその両方にも対応しているスマートプラグもあります。
なので音声操作で家電をコントロールしたい場合は、現在使用しているスマートスピーカー(音声アシスタント)に対応したスマートプラグを選ぶようにしましょう。
1口タイプのスマートプラグおすすめ製品5選
まずは1口タイプのスマートプラグおすすめ製品を5つ紹介します。
- Amazon純正スマートプラグ
- TP-Link 「HS105」
- Meross 「MSS110」
- SwitchBot 「SwitchBot プラグ」
- +Style ORIGINAL 「スマートプラグ」
それぞれ解説していきます。
Amazon純正スマートプラグ
Amazon純正のスマートプラグで、AIアシスタントのAlexaに対応しています。
そのためAlexaを搭載したスマートスピーカー「Amazon Echo」と連携し、音声操作で家電の電源を管理可能です。
そして、最大の特徴が初期設定が非常に簡単なこと。
Alexaアプリをスマホにインストールすればそれだけで設定が完了しますし、スマホから家電やデバイスをコントロールすることもできます。
さらに、Alexaアプリで自由に定型アクションを作成することができ、自動で電源のオン/オフを切り替えたり、「アレクサ、暑いね」「アレクサ、ライト付けて」のような自由な呼びかけでデバイスをコントロールできるのも魅力的なポイントです。
ただし音声アシスタントはAlexaのみで、GoogleアシスタントやSiriには対応していませんし、消費電力チェク機能にも対応していません。
Alexa対応で、消費電力チェク機能が必要無い方にはおすすめスマートプラグです。
TP-Link 「HS105」
Alexa、Googleアシスタント、LINE Clovaの3つの音声アシスタントに対応したスマートプラグ。
PSE認証は取得済み。
音声でのコントロールはもちろんですが、スマホアプリの「Kasa」で電源のオン/オフを管理したり、スケジュール設定を行うことができます。
スマートプラグはWi-Fiでインターネットに接続できるため、「Kasa」を利用して外出先からでも家電のコントロールが可能です。
特徴的な機能として、「おでかけモード」があります。
「おでかけモード」ではランダムに電源のオン/オフを切り替えてくれるため、自宅にいない時でも留守であることをわかりにくくできるんです。
防犯にも一役買うスマートプラグです。
Meross 「MSS110」
コスパの良さと、Telec・PSE認証取得による安全性の高さが売りのスマートプラグです。
Merossアプリを使うことで家の中から外出先までどこからでも家電のオン/オフを切り替えることが可能です。
またGoogleアシスタントとAlexaによる音声操作、さらにスケジュール機能やタイマー機能にも対応しているため、特定の時間に自動で電源のオン/オフを切り替えることが可能です。
IFTTTにも対応しているので、様々な条件を設定して自動で電源のオン/オフを切り替えたり、定形アクションを作成して家電をコントロールすることができます。
SwitchBot「SwitchBot プラグ」
Switch Botシリーズの製品と組み合わせることで快適なスマート家電ライフを構築できるスマートプラグです。
スマホでの電源のオン/オフの切り替えやスケジュール機能、タイマー機能など、スマートプラグとしての基本的な機能は備えてします。
さらにAlexa、Googleアシスタント、Siriと連携させて音声操作も可能です。
最大の特徴が、Switch Botシリーズの製品と組み合わせることができること。
「Switch Bot」「Switch Botハブプラス」「Switch Botハブミニ」「温湿度計」などのSwitch Botシリーズ製品と組み合わせることで、簡単に快適なスマート家電ライフを構築できます。
ただし欠点もあって、Switch BotハブプラスかSwitch Botハブミニを持っていないと、外出先から遠隔で操作することができないんです。
これはSwitch BotプラグにWi-Fi接続機能が無いことが原因。
Bluetooth接続はできるので、Bluetoothが届く範囲であれば家の中ではリモート操作可能です。
なのでSwitch Botシリーズで製品を揃えたい、あるいは今Switch Botを利用している方におすすめなスマートプラグと言えます。
+Style ORIGINAL-スマートプラグ
消費電力チェク機能に対応したスマートプラグです。
専用アプリの「+Style」から、接続している家電の1日での電気使用量がわかり、さらに1ヶ月の合計電気使用量、過去の月ごと、あるいは日ごとの電気使用量の推移をグラフで簡単に把握することができます。
さらに特徴的な機能として、電力をトリガーとして家電をコントロールすることができる機能が搭載されているんです。
たとえば、「○W以下になったら」「○○Wになったら」「○○Wを超えたら」を動作条件として設定して電源のオン/オフを切り替えることができます。
まさに消費電力チェク機能に対応したスマートプラグならではの機能ですね。
他にも、スマートLED電球やロボット掃除機、セキュリティカメラ、人感センサーなどのORIGINALシリーズ機器と連携させることでスマートホームを構築することも可能です。
音声アシスタントは、AlexaとGoogleアシスタントに対応しています。
2口タイプのスマートプラグおすすめ製品2選
2口タイプのスマートプラグのおすすめ製品は以下の2です。
- JULES.V WIFIスマートプラグ
- Woox「スマートプラグ」
JULES.V 「WIFIスマートプラグ」
IFTTTに対応し、日本PSE&Telec認証を取得している2口タイプのスマートプラグです。
IFTTTに対応しているため、様々な家電の操作を自動化できますし、日本PSE&Telec認証も取得しているので安心して利用できるのが魅力です。
AlexaとGoogleアシスタントでの音声操作に対応しており、スマホアプリで外出先からでも電源をコントロールすることができます。
その他、スケジュール機能、タイマー機能、消費電力チェク機能などスマートプラグとしての基本的な機能にもしっかりと対応しています。
Woox 「スマートプラグ」
停電後の自動リセット機能に対応した2口タイプのスマートプラグです。
電力復帰後に自動的に電源をオフにしてくれるため、万が一の停電時も安心です。
スマートプラグはWi-Fiに接続することができ、スマホアプリ「Woox home」での遠隔操作が可能。
その他AlexaとGoogleアシスタントでの音声操作やスケジュールやタイマー機能による設定した時間での自動的な電源のオン/オフにもバッチリ対応しています。
消費電力チェク機能にも対応しているので、節電対策にも活用可能です。
延長コードタイプのスマートプラグおすすめ製品
Meross 「スマート電源タップ MSS425FJP-VC」
延長コードタイプで最もおすすめなスマートプラグ。
4つのACコンセントに加え、USBポートが4つも搭載されているのでスマホやタブレットの充電にも十分に活用できます。
多くの延長コードタイプのスマートプラグではUSBポートが2つまでの製品が多い中、4つも搭載されているというのがMeross 「スマート電源タップ MSS425FJP-VC」の魅力的な特徴ですね。
PSEマークも取得しているので安心して利用できます。
さらに「Alexa」「Googleアシスタント」「LINE Clova」という3つの音声アシスタントに対応しているのも魅了です。
スマホアプリ「Meross」で遠隔から家電の電源を操作できますし、IFTTTにも対応しているので接続した家電の電源操作を自動化することもできます。
その他スケジュール機能やタイマー機能にも対応しています。
スマートプラグのおすすめ製品 まとめ
今回は、スマートプラグのおすすめ製品を紹介してきました。
スマートプラグは製品によって機能面ではあまり大きな差はないので、プラグ数、PSE取得、対応音声アシスタント、他のスマート家電の充実度あたりを中止に考慮して、ピッタリの製品を選ぶと良いでしょう。
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