今回は、無料で利用できるWeb会議システム・サービスを紹介していきます。Web会議システムといえば、有料のシステム・サービスの方がいいのでは?と思うかもしれません。しかし、最近の無料Web会議システムは無料とは思えないほど品質や機能が良く、まずは無料で試してみる方が得策です!
「実際にWeb会議システム・サービスを導入してみたいが、いきなり有料はちょっとなぁ」「実際無料でも十分なんじゃないの?」「無料でおすすめのWeb会議システムを知りたい」という方はぜひ参考にしてください。
記事を読むことで、
- 無料のWeb会議システム・サービスはどんな人におすすめなのか?
- 選ぶ際のポイント
- おすすめサービス
- 注意点
- 有料を使った方い場合
などを理解することができます!
無料Web会議システム・サービスはどんな人におすすめ?
はじめに、有料ではなく無料のWeb会議システム・サービスはどんな人におすすめなのか、無料サービスをおすすめする理由を解説します。
コストや手間をできる限りかけたくない
どんなことでもそうですがコストと手間はできる限りかけたくないもの。せっかく有料のWeb会議サービスを導入してもコストや手間がかかり過ぎると、結局使わなくなり、コストと手間の両方が無駄になってしまいます。
無料のWeb会議システム・サービスであれば、もちろんコストはかかりませんし、パソコンとインターネットさえあれば導入できるので手間いらず。
たとえ、すぐにサービスを解約しても有料サービスほどコストや手間が無駄になることもありません。
- Web会議システムを始めた導入する
- まずはで導入して試してみたい
- 品質や機能、セキュリティーよりもコストの安さを優先したい
という方には無料Web会議システム・サービスがおすすめです。
小規模な会議・打ち合わせで利用したい
無料のWeb会議システム・サービスでは、同時に通信できる人数が限られていたり、主にパソコンで会議することが中心です。なので1対1や5.6人程度までの少人数での会議・打ち合わせに適してします。
一方で大人数の会議だと、パソコンの小さな画面でスムーズに意思疎通や情報共有することは厳しいです。さらに人数が増えるにつれて通信が不安定になることがあります。
なので、小規模な会議・打ち合わせで利用したい場合は無料のWeb会議システム・サービスがおすすめです。
自社内のみで利用したい
無料のWeb会議システム・サービス だと、セキュリティー面で有料サービスよりも劣ることがあります。
会議や打ち合わせの内容が社外に漏れてしまうのを確実に防ぎたいのであればセキュリティーが比較的しっかりしている有料サービスを使うのがおすすめ。
しかし、「社内での会議や打ち合わせでのみ利用する」「機密性の高い内容はやり取りしない」のであれば、無料Web会議サービスでも問題ありません。
また、Web会議を導入するにあたって以下のものを用意する必要があります。
- Wi-Fiなどのインターネット回線
- パソコン・スマホタブレットなどの通信機器
- マイク・カメラ
実際、マイク・カメラは無くても大丈夫なので新たに用意しなければいけない人はほとんどいないでしょう。
無料Web会議システム・サービスを選ぶ際のポイント
無料Web会議システム・サービスを導入する際は、無料であるがゆえの使いにくさや、品質の悪さがあるかもしれないので、 以下のポイントをしっかり考慮して選びましょう。
- 導入・利用の容易さ
- 通信通話品質の確認
- セキュリティー
- 同時参加人数
- 連続通話時間
- その他の機能
導入・利用の容易さ
Web会議システム・サービスを導入・利用する際の容易さは重要です。
- アプリのインストールは必要なのか
- ブラウザのみで利用できるのか
- 全員がアカウントを持つ必要があるのか
- アカウントはホストだけでよいのか
- ログインなしでも使える
などは導入・利用における容易さに直結します。もちろん導入・利用の容易さだけが選ぶポイントではないので、他のポイントと比較しつつ、できる限り導入も利用も手間がかからないWeb会議システム・サービス を選びましょう。
通信通話品質の確認
無料であるため、多少品質が悪くても文句は言えませんが、無料Web会議システム・サービスの通信通話品質の確認はしておくべきです。
いざ本格的に導入してみたら、「通信品質が悪くて使いものにならない!」という自体を防ぐためにも、通信品質のチェックは必須です。
ただし、無料Webサービズの場合は通信通話品質のそこまで差はありません。むしろインターネット回線やデバイスの状態に左右されやすい。なのでもし通話品質が悪いと感じたらWi-Fiなどのインターネット回線を見直すことで改善することもあります。
セキュリティー
やはり仕事で利用するわけですから、セキュリティーにも気を配りましょう。とは言っても多くの無料Web会議システム・サービスではセキュリティー性能の高さにそこまで差はありません。
むしろ、ネットワークやパソコンのセキュリティー対策をしっかりとやっておくべきです。
同時参加人数
1対1や4.5人程度までの少人数会議であれば、どのサービズを選んでも問題なく行えます。ただ、10人以上で利用することが想定されるのであれば、利用できるサービスが限られてきます。
たとえば2人までの制限がある無料Web会議サービから無制限のサービスまでマチマチです。なので、普段の会議や打ち合わせの人数を把握して適切なサービスを選びましょう。
連続通話時間
連続通話時間は最大40分程度のもから無制限のものまであります。なのでやはり同時参加人数同様、 普段の会議や打ち合わせの状況をしっかりと把握して選ぶことが大切です。
その他の機能
Web会議システム・サービスにおけるその他の機能としては
- 画面共有(相手の画面に自分が見ている画面を映す)
- メッセージのやり取り
- ファイルの転送
- 画面録画
- メモを取り共有できるホワイトボード機能
などがあります。サービズにより各機能に対応しているかはマチマチです。必ずしも必要な機能ではありませんが、あると便利なので会議での必要性を確認しておきましょいう。
おすすめの無料Web会議システム・サービス8選
それではこの記事の目玉、おすすめの無料Web会議システム・サービス8選を紹介していきます!
Skype
Skype | 無料通話とチャット用のコミュニケーション ツール
まずはSkype。マイクロソフトが提供しているWeb会議システムで、アプリをインストールし、アカウントを登録することで利用できます。無料版であれば1対1のから最大10 人でのビデオ会議に対応しており、メッセージをやり取りできるチャット機能も利用可能。
また、マイクロソフトという大企業が提供していることもあり品質は保証済み。利用者が多く、知名度が高いWeb会議システムであることもSkypeを導入するメリットです。
- アカウント:全員必要
- アプリのインストール:全員必要
- 対応人数:最大10人(無料版)
zoom
Video Conferencing, Web Conferencing, Webinars, Screen Sharing – Zoom
zoomは主にアメリカで利用されているWeb会議システムですが、最近では日本でも利用者が増えてきています。無料版でも多数の機能が利用できるのがうれしいポイント。
対応人数は最大100人で、1対1のWeb会議はであれば時間無制限で行えます。ただ、3人以上のグループ通話の場合は通話時間が40分に制限されるので注意です。
Zoomは無料版でも、画面共有、相手とメモを共有できるホワイトボード、会議相手のキーボード・マウスのコントロール機能など、多数の機能が利用可能。
また、会議を開催するホストの人はアカウント登録をして、アプリをインストールする必要がありますが、その他の参加者はアプリをインストールした上で、ホストが作成したURLにアクセスするだけ(アカウント無し)で会議に参加できるのもメリットの1つです。
- アカウント:ホストのみ必要
- アプリ:全員必要
- 対応人数:100人(40分の制限あり)
Googleハングアウト
GoogleハングアウトはGoogleが提供している無料Web会議システム・サービズで、Googleアカウントを所有している人かG Suiteを導入している企業であれば誰でも無料で利用できます。
Google(グーグル)アカウントを作成する方法 削除・変更・ログイン・ログアウトする方法も解説 – WebHack
さらに、パソコンであればブラウザからも利用できるのでアプリのインストールも不要です。(もちろんアプリもあります)
1対1から、最大で10人までのグループ会議に対応。
ビデオ通話以外に、スタンプなどを使えるチャット、音声通話、画面共有の機能、 Googleドライブを使用した資料の共有と共同編集 など多彩な機能が利用可能です。
知られざるGoogleドライブの便利機能と使い方14選 – WebHack
- アカウント:全員必要
- アプリ:PCは不要、スマホ・タブレットは必要
- 対応人数:最大10人
Chatwork
Chatwork | ビジネスコミュニケーションをこれ一つで
ビジネスのチャットツールとして有名なchatworkにも、ビデオ通話機能が備わっており、無料でWeb会議を行うことができます。ただしスマホやタブレットからでは、音声通話のみで、ビデオ通話はできませんし、 無料版だと1対1の通話に制限されるので、複数人でのWeb会議には適していません。
ですが、機能が充実したチャットツールや 送信・受信したファイルをいつでも確認できるファイル共有機能、会議中に発生したタスクを作成・管理することができるタスク管理機能まで備えており、効率的に会議を進めることができます。
またKDDIとの業務提携によりセキュリティが強化されており、ビジネスでも安心して使えるのも特徴の一つ。
- アカウント:全員必要
- アプリのインストール:PCは不要、スマホ・タブレットは必要
- 対応人数:二人
V-SESSION
Web会議・テレビ会議クラウドサービス『V-SESSION』
V-SESSIONは、会議のホストがアカウント登録をした後、URLを共有するだけという簡単な手順でWeb会議を開くことができる無料Web会議システム・サービズです。
無料版の場合、ビデオ通話は1対1に制限されること、利用できるブラウザが、Google Chrome、FireFox 、Operaの3つに限られることには注意してください。
画面共有やファイルの転送、メモをとれるホワイトボード機能、スケジュール管理機能などがなどが特徴的な機能です。
- アカウント:ホストのみ必要
- アプリのインストール:不要
- 対応人数:二人
Soba meeting
クラウド型無料Web会議システム SOBA meeting(ミーティング)| Web会議システムのSOBA プロジェクト
Soba meetingは完全無料でありながら人数無制限で利用できるWeb会議システムです。そのため1対1の会議から100人での大規模な会議でも利用できます。
ホワイトボード機能によるファイル共有や、アップロードしたPDFファイルに書き込むという充実した機能が備わっています。
また、ホストがアカウントを登録し、メールを送るかURLを共有することで、他の人はアカウント不要でWeb会議に参加することができます。
デメリットを上げるとすると、広告が表示されることですね。しかし、無料でありながら人数無制限で利用できることを考慮すると広告もほとんどデメリットになり得ません。
- アカウント:ホストのみ必要
- アプリのインストール:不要(ブラウザのみ)
- 対応人数:無制限
アカウントの登録すらも不要なおすすめ無料Web会議サービズ2選
BizMee_β
BizMee_βはアカウントの登録不要で利用できる無料Web会議システム・サービズです。
画面中央に「会議室名」を入力して発行されたURLを相手に送ることで、ビデオ通話を始められるという手軽さ。
そしてこれだけ手軽なのにも関わらず、同時に通話できる人数にも制限がありません。
ただし人数が多すぎると通信が不安定になることがあったり、利用できるのが、Google Chrome、 FireFox 、 Operaという3つのブラウザに限られるのがデメリットです。
その他の特徴的な機能としては、「ホワイドボード」があります。Web会議中に相手とメモを共有することで、本物の会議室で会議しているような感覚を味わうことができる機能です。
- アカウント:全員不要
- アプリのインストール:不要
- 対応人数:制限なし(多すぎると不安定になりやすい)
appear.in
appear.inはノルウェーの電話会社Telenorが提供している無料Web会議システムで、1対1から最大8人までのグループ通話・会議が可能。
appear.inはBizMee_β同様に、アカウントの登録、アプリのインストール不要で利用することができます。
画面中央に会議名を打ち込むとURLが発行されるので、参加相手にURLを送信。相手がURLから会議ルームへ移動すれば、すぐに通話が始める事ができます。
appear.inに関しては、米メディアの「Make Use Of」が「SkypeやGoogle ハングアウトを超えるWeb会議ツール」と紹介しており、無料Web会議システムの中でも特におすすめです。
ただし、利用できるブラウザがGoogleChrome、 Firefox、 Opera、 Vivaldiの4つに限られており、 画面共有機能が20分までという制限もありるので注意してください。
またスマホ、タブレットで利用する場合は、アプリのインストールが必要です。
その他、タスク管理ツールのTrelloやチャットツールのSlackと連携できるのが他にはない強みです。
- アカウント:不要
- アプリのインストール:PCは不要、スマホ・タブレットは必要
- 対応人数:8人
有料のWeb会議システム・サービスを使った方が良い場合はどんな時?
ここまで、おすすめの無料Web会議システム・サービスを紹介してきましたが、有料のサービスを利用したほうが良い場合もあるので以下で解説しておきます。
大人数での会議や打ち合わせなら有料版がおすすめ
大人数(基準としては10人以上)なら、無料ではなく有料のWeb会議システム・サービスを検討すべきです。
有料Web会議システム・サービスの方が上限人数が多いですし、大人数向けに最適化されているので接続も安定しよりスムーズな意思疎通もを図れるようになります。
セキュリティーをできるだけ高めたい時
セキュリティーの高さでは無料サービスは有料のWeb会議システム・サービスには敵いません。
なので、
- 「コストや手軽さよりもセキュリティーを優先したい」
- 「機密性の高い内容を扱う」
とい方はぜひ有料のWeb会議システム・サービスを検討しましょう。
無料のWeb会議システム・サービスを活用して仕事の効率を上げよう!
今のWeb会議システム・サービスは無料でも十分に仕事で活用できるほど品質が高いです。Web会議システム・サービスを活用すればいつ、どこでも会議や打ち合わせを実施でき、リモートワーク化の推進や仕事の効率を上げることができます。
有料サービスの方がより快適なのは確かですが、少人数であったり、初めて導入する場合はまずは無料のWeb会議システム・サービスを導入して、Web会議の素晴らしさを体感してみてください。
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