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Googleのクラウドゲーム「Stadia」を解説 気になる料金やゲームタイトル、日本への対応など

柏崎広多 by 柏崎広多
2019年7月5日
in Webサービス , 通信技術
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Googleのクラウドゲーム「Stadia」を解説 気になる料金やゲームタイトル、日本への対応など

出典元:https://www.youtube.com/watch?v=vsaenNSjclY

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Googleは現地時間3月19日にゲーム開発者イベントGDC2019でゲームストリーミングサービス「STADIA」(スタディアあるいはステイディア)を発表しました。Googleがゲーム?と疑問に思う人も多いでしょう。でも、これはゲーム業界大きく変える可能性をもっているんです。なぜならGoogleが持てる技術の粋を結集させて作りだしたからです。

そして6月に開催されたE3 2019では料金や、ゲームタイトルなどさらなる詳細が発表されました。

今回はそんな「STADIA」の詳細を解説していきます。

目次

  • 1 「Stadia」の前に、そもそもゲームのストリーミングってなに?
  • 2 「Stadia」では低遅延のために、Googleが所有する7500以上のデータセンターを活用
  • 3 「Staida」は Youtubeと連携することで 新時代のゲーム体験をもたらす
    • 3.1 「Stadia Controller」で Youtubeへの配信も簡単にできる
    • 3.2 Youtubeで配信中のゲームに参加できる「Crowd Play」
    • 3.3 Stadiaのユニークなシェア機能「State Share」
  • 4 「Stadia」のプレイには4Kの場合、最低35Mbpsの帯域が必要
  • 5 「Stadia」の料金プランと対応ゲーム
  • 6 「Stadia」の利用開始時期と、日本への対応
  • 7 まとめ

「Stadia」の前に、そもそもゲームのストリーミングってなに?

「STADIA」は簡単に一言表すと、 ゲームのストリーミングサービス です。通常ゲームをプレイするときはプレイステーションやX Box、ゲーミングパソコンのような ハードウェアが必要 です。でも、対応しているハードウェアを持っていなかったり、性能が足りないと、ゲームをプレイできないことがあります。そんなゲームプレイの足かせになることを解決できるのが ストリーミングゲームサービスです。

仕組みは、まず、ゲームのグラフィック処理などの ほぼすべての処理をクラウドのサーバに任せます 。そこで作られた映像を端末にストリーミングしてプレイを可能にするというものです。

こうすることで性能の高いハードウェアが必要など、 ハード面での制約を取っ払い 、様々な端末でゲームをプレイできるのです。

しかし、ストリーミングゲームサービスにはインターネットを介して映像を送信するため、どうしても 遅延 が発生してしまうという課題があります。

「Stadia」では低遅延のために、Googleが所有する7500以上のデータセンターを活用

Googleはそこを 世界200カ国、7500箇所以上 ある自前のデータセンターを活用して、解決しようとしています。このデーターセンターのおかげで、世界中の人々に高画質で、低遅延な映像を送信し、高いゲーム体験を提供できるのです。

このGoogleのデータセンターには「STADIA」向けに AMDと共同開発した独自GPU が採用されていて 「PS4 Pro 」と「 X Box One X 」の2つを合わせたものよりも高い 10.7 teraflops という非常に高い処理能力を有しています。


「STADIA」 は Google Chrome 上でプレイします。なのでWindows、Mac、Linux、ChromeOSなどを搭載したパソコン・タブレットはもちろん、 Googleのスマートフォン「Pixel」 のアプリ、 Chrome Cast Ultla を挿せばテレビでもプレイできます。

ただ1つ注意が必要なのは、 IOSは対象外 ということです。IphoneやIpadではChromeを利用してもプレイできません。これはGoogleのゲームでスマホのシェアを取ろうという作戦かもしれません。

「Staida」は Youtubeと連携することで 新時代のゲーム体験をもたらす

STADIAのさらなる強みは Youtubeとの連携 です。まず、Youtubeのプレイ動画の「PLAY NOW」というボタンをクリックして最速5秒でゲームを開始できます。この時、ゲームの ダウンロード も インストール も アップデート も何もいりません。

さらに、パソコンでやっていたゲームを スマホそしてテレビ というよにスムーズに移行できて、簡単に クロスプラットフォームを実現 できてしまいます。

「Stadia Controller」で Youtubeへの配信も簡単にできる

STADIAには「 Stadia Controller 」という専用のコントローラーがあります。もちろん他のコントローラーでも使えますが、 Stadia Controller には2つの特徴があって1つが Wi-Fiで直接データセンターに繋がる こと、もう1つは Youtube シェアボタン です。他の端末を介さないため、その分遅延を解消できます。

さらにYoutubeシェアボタンを押すと 4K・HDR・60fps でプレイ動画を簡単に配信できます。高画質で配信するためにこれまでのように、ゲームのパフォ-マンスを低下させたり、専用の端末を用意する必要が無いのです。

Youtubeで配信中のゲームに参加できる「Crowd Play」

「Crowd Play」は Youtubeで生配信中のゲームに視聴者が飛び入り参加できる 機能です。動画を視聴中に「一緒に遊ぶ」ボタンを押すとその場ですぐにゲームに参加することができます。

Stadiaのユニークなシェア機能「State Share」

「State share」 はゲームの中の特定のシチュエーションや瞬間を プレイヤーの設定もそのまま他の人が遊べる形 でシェアできる機能です。

やり方も簡単で、ツイッターなどに リンクを貼るだけ で、それをクリックした人は誰でもシェアされたゲームの特定のシチュエーションを遊んで体験することができます。

「Stadia」のプレイには4Kの場合、最低35Mbpsの帯域が必要

Googleによると、Stadiaを4Kでプレイするには35Mbpsのネットワーク速度が必要とのことです。

ただし、10Mbpsの通信速度があれば最低でも720pの解像度は保てます。

インターネット回線速度計測サービスSpeedtestを提供するOoklaによると、日本の平均通信速度(2018年10月)は、

                          モバイル通信の下りが29.11Mbps、上りが9.02Mbpsでした。
                        

重要なのは下りの通信速度なので、29.11Mbpsとなると、多くの場合は 4Kでのプレイは厳しい かもしれないです。光回線を引いて、高性能なWi-Fiルーターを導入する必要があるかもしれません。

ちなみに、ノルウェーは 63.19Mbps と世界一下りの通信速度が速いです。なのでノルウェーなら、かなり快適にStadiaをプレイできそうです。

一方で日本でも来年から 「5G 」が開始されるので、すぐにとはいかなくても、いずれは4K でのプレイも快適にできるようになるでしょう。

「Stadia」の料金プランと対応ゲーム

Stadiaを今年中にプレイするにはまず、 「 Stadia Founder’s Edition」 と呼ばれる130ドル(約14,000円)のスターターキット に登録すし、購入する必要があります。

あるいは「 Stadia Founder’s Edition」 を購入している人の友だちであれば遊ぶことができます。

そして「 Stadia Founder’s Edition」 には

  • Stadia専用のWi-Fi対応のStadiaコントローラー(Night Blue)
  • テレビにゲームをストリーミングする「Chromecast Ultra」
  • ユーザーネームを最初に登録できる権利
  • 「Destiny 2」のプレイ
  • Stadia Pro の3ヶ月利用権

が付与されます

「Destiny 2」 は現在PC、PS4、Xbox Oneで提供されていますが、 PCとXbox OneのプレイデータはそのままStadiaの方へ引き継げます 。PS4に関してはソニーと調整中とのことです。

期日は明確になっていませんが、2020年からは 無料の「Stadia Base」か月10ドル(約1,100円)の「Stadia Pro」 のどちらかのサブスクリプションに登録することで誰でも「Stadia」をプレイ可能になります。

無料の「Stadia Base」 は「解像度1080p、60fps、ステレオサウンド」でのプレイになります。ゲームタイトルはストアーで購入してアカウントに保存しておくことができます。

月10ドル(約1,100円)の 「 Stadia Pro」 は「 解像度4K、60fps、HDR、5.1サラウンドサウンド 」 でのプレイが可能になっています。さらに、いくつかのゲームを ディスカウント価格 で購入できたり、 月変わりの無料ゲーム で遊ぶことができます。

対応ゲームタイトルは以下の通りです。
21のゲームパブリッシャー、31本のゲームタイトルが提供されます。

                          ・ドラゴンボール ゼノバース2
                          
・D​OOM Eternal、DOOM 2016、Rage 2、The Elder Scrolls Online、Wolfenstein: Youngblood、
・Destiny 2
・Get Packed
・G​RID、
・Metro Exodus
・Thumper
・Farming Simulator 19
・Baldur’s Gate 3
・Power Rangers: Battle for the Grid
・F​ootball Manager
・Samurai Shodown
・Final Fantasy XV、T​omb Raider Definitive Edition、Rise of the Tomb Raider、Shadow of the Tomb Raider
・N​BA 2K、Borderlands 3
・Gylt
・M​ortal Kombat 11
・Darksiders Genesis
・A​ssassin’s Creed Odyssey、Just Dance 、Tom Clancy’s Ghost Recon Breakpoint 、Tom Clancy’s The Division 2 、Trials Rising、The Crew 2

上記以外にEAとカプコンもゲームタイトルを提供予定ですが、内容はまだ不明です。

すべてが同時に提供されるわけではなく、数ヶ月に渡り順次提供がされていくとのことです。

「Stadia」の利用開始時期と、日本への対応

「Stadia」は 2019年11月からサービス開始 になる予定です。ただし、最初のサービス提供国は14カ国で、 アメリカ、イギリス、カナダ、アイルランド、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、オランダ、ベルギー、デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、そしてフィンランド のみ です。残念ながら日本は含まれていません。

それでも、 2020年から対象国を拡大 するとのことなので、日本への対応も十分に期待できます。1年程度の辛抱です。

まとめ

「STADIA」が普及していくかは未知数ですが、今回の発表がゲーム業界に 大きなインパクト を与えたことは確かです。これを皮切りにハードに依存していたゲーム体験が大きく変わり、どのような 新しいゲーム体験 が生み出されるか楽しみです。

日本でも来年から遊べると思うので楽しみに待ちましょう。

Tags: Google STADIA ストリーミング
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